内因性のシミは更年期が原因で起こるものの他、妊娠、卵巣摘出によって起こるホルモンのアンバランス、内臓障害など、さまざまなものがあります。しかしこういった内因性で起こる皮膚の障害は、いくら外側から治療しても、治しきれるものではありません。更年期障害やホルモンのアンバランスならば婦人科で、内臓障害ならば内科へと、それぞれの専門医に相談し、まず内側から体調を整えねばなりません。ご相談者の症状をうかがうと、確かに更年期におけるホルモンのアンバランスの可能性が疑われます。まず婦人科を受診し、専門医に相談してみてはいかがでしょうか。
また、少しでも現在のシミを悪化させない手立てとしては、以下の点がポイントです。
(1)厚化粧は控える
(2)こまめな洗顔で、肌を清潔にする
(3)直射日光を避け、睡眠を充分にとる
(4)食事の栄養が偏らないように気をつける
(5)ストレスをためないようにする
外出の際は、現在も日焼けをしないように気をつけていらっしゃるようですが、たとえ冬でも下地にサンスクリーン剤を使うことをおすすめします。またサンスクリーン剤は、肌を乾燥させますので、外出から戻ったらすぐに落とし、肌を休めるようにしましょう。(2002.12.6) |