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ニキビをつい手で触ってしまいますが、それはよくないことですか? |
ニキビができやすい体質です。ニキビができてしまった場合、膿んでいるものは、つぶしたりしないでそのままなるべく触らないようにしているほうがいいのでしょうか? つい悪い癖で、手で触ってしまいます。また、ニキビにビタミンCローションが効くと聞きましたが、それは本当でしょうか?(E子・20代・東京)
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ニキビを触って、つぶしてしまわないように注意しましょう |
ニキビができると気になって、つい手で触ってしまう人がたくさんいるようです。洗っていない手には、たくさんの雑菌がついていますので、傷つき、デリケートになった肌に触れるのは感心しません。
まして、ニキビをつぶしたりするなどは、もってのほか。ニキビの深さは以外と深く、根の部分は真皮にまで達しています。 意図的につぶした場合でなくても、うっかり洗顔中などに触って潰してしまった場合、皮膚は真皮にまで届く「傷を負った状態」となります。
本来、皮膚が傷つくと再生機能が働き、その傷を塞ごうとするのですが、ニキビ肌で皮膚に炎症が起こっていたりすると、正常な再生ができなくなる可能性があります。異様に盛り上がったり、陥没したりし、傷跡をきれいに再生することができないのです。ニキビが治った後の肌が、デコボコしたりすることがあるのはそのためです。
洗顔中などやお化粧中に、うっかり爪がひっかかってニキビをつぶしてしまったり、肌を傷つけてしまった場合は、皮膚科に行って治療しましょう。応急処置としては、42〜43度くらいの、比較的暑いお湯で洗顔をして、ビタミンCローションを多めにつけることをおすすめします。
ビタミンCローション(吸収型ビタミンC)は、多くの皮膚科の先生がニキビの治療に使われており、大変効果が上がっています。また、健康な肌の状態を、より強く美しく保つ効果があり、ニキビや皮膚炎ができにくい肌を作ります。残念ながらニキビ痕が残ってしまった場合は、ケミカルピーリングが効果があります。またビタミンCローションで軽快する場合もあります。(2002.7.3)
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