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質問 30代のニキビに悩んでいます
最近突然、吹き出物が大量にできてしまいました。近所の皮膚科で診てもらったところ、ニキビだといわれ、ニキビの薬を処方されたのですが、治るどころかますます増えてしまいました。私は学生時代、ニキビができても市販の薬をつけていればすぐに消えました。比較的丈夫な肌だと思っていたのですが、30代になってトラブル続きです。年を取って治りにくくなっているのでしょうか?(まり・30歳・独身・自由業・東京)


回答 適切な治療を行えば、必ず治ります
ニキビは「青春のシンボル」とか、「30過ぎれば吹き出物」などと、軽く扱われがちですが、まりさんのように頑固な症状に悩んでいる人も多いようです。ニキビも吹き出物も医学的には同じもので、正確には「尋常性(じんじょうせい)ざそう」といいます。ニキビは症状が軽ければ何もしなくても治る場合もありますが、治療が必要な場合も少なくありません。ただ残念なことに、欧米では「治る薬」が存在するのですが、今の日本にはニキビを根本から治療する薬がないのです。日本で一般的に使用されている多くの薬は殺菌剤などを使用しており、確かにこれらは皮膚を清潔にすることには役立ちますが、ニキビの原因を根絶するにはいたりません。では、まりさんの場合はどうすればよいのでしょうか?

欧米で使用されているニキビ治療薬には、「クリンダマイシン」や「ベンジルパーオキサイド」といったものがありますが、これはたいへんよく効き、完治を目指すことができます。まりさんのような頑固なニキビに悩んでいる方には、そういった欧米のニキビ薬を使用している皮膚科やクリニックの治療を受けられることをおすすめします。皮膚科に行く場合は、まず電話で、そういった治療を行っているかどうかを確認されてから診察を受けられたらいかがでしょうか。

また、ニキビだけではなく、皮膚トラブルの改善に欠かせないのが「ビタミンC」です。リン酸ビタミンCという、皮膚に吸収されやすいビタミンCが、活性酸素を除去し、コラーゲンの増殖を促進し、皮膚のトラブルを改善します。「クリンダマイシン」や「ベンジルパーオキサイド」などの薬剤と同時に使用することで、頑固なニキビも治り、なめらかな肌を取り戻すことができます。