LADYWEB講座|Beauty Clinic

みずき先生の色彩セミナー


世界でもっとも好まれる色はクリアな青紫
人が好む色は、生理的な理由から選ばれるのはもちろんですが、住んでいる国の風土や気候、そして文化や教育も、大きく影響しています。たとえば、日本人や欧米人が喪服に用いる黒は、エジプトでは縁起のよい色、人に好まれる色とされています。なぜなら、国土の9割が砂漠地帯のエジプトでは、ナイル川の水の恵みを受けた肥沃な土地は黒いからです。黒は、命を育てる色とされ、不毛の砂漠をイメージさせる赤は、死のイメージと結びついています。

では、住んでいる環境、人種、文化を問わず、世界でもっとも好まれる色というのは何色なのでしょうか。ある調査によると、世界でもっとも多くの人が好む色は、クリアな青紫で、次が鮮やかな赤、黒の順番となっています。クリアな青紫は、世界の人の6〜7割が「好きな色のひとつ」に数えるといわれています。