LADYWEB講座|Beauty Clinic

みずき先生の色彩セミナー


年齢とともに、色の好みも変化する
好きな色、嫌いな色によって、ある程度人間の性格や心理状態などを伺うことができますが、この好きな色、嫌いな色はどのようにして決まっていくのでしょうか。

1950年に日本色彩研究所が全国の小・中学生を対象に行った調査によると、色の好みは年代によって規則的に変化したそうです。また白人、黒人、日本人、メキシコ人など小学生を対象に民族別で行った調査でも、1年生には民族差はなく、学年が上がるとそれぞれが属する国の伝統色を好むという結果が出ました。

例えば仏教圏では、高貴とされる黄色に人気が集まり、イタリアでは、タブー色とされる赤紫は、学年が上がると嫌いな色となったのです。このことから色の好みは年齢や社会的な背景によって変わることがわかります。

誰しも、年齢とともに成長し、自分が暮らす社会に影響を受けて性格も変化していきます。子供の頃から好きだった色を順番に思い出せば、自分の成長や変化がわかるはずです。(2002.6.10)