LADYWEB講座|Beauty Clinic

みずき先生の色彩セミナー


心理状態によって、求める色が異なってくる
人は自分の心理状態によって、惹きつけられる色が違います。もちろん好き嫌いもありますが、楽しい気分の時には明るい色を身に付けたくなるように、その時の気分による影響は、本人が自覚していないところにも現われます。特に自覚していない場合、自分に不足している色を求める傾向があり、元気がない時には元気が出る「赤」などに惹きつけられるのです。

文豪ゲーテは「黄色はもっとも光に近い色彩だ」と言い残していますが、これは人間の心理状態にも当てはまるという考え方があります。ある調査で黄色についての意識調査を行ったところ、「希望」「甘えたい」「喜び」「至福」「満足」という言葉が上位を占めたそうです。そのため、人が黄色を求める時は「絶望」「寂しさ」「不安」といった感情が潜在意識にあるというのです。

確かに人は暗闇の中では光を求めます。ゲーテの言葉は、希望を求めるて苦しんでいる人の、心象風景を表しているのかもしれませんね。(2002.4.8)