LADYWEB講座|Beauty Clinic

みずき先生の色彩セミナー


人間は色を全身で感知する
私たちは普段、色は『目』で見て識別していると思っていますが、実は目だけでなく、皮膚も色を感じています。

こう聞いても信じられないかもしれませんが、色は元々、光が何かに当たって反射したり、水などを通過して屈折したものです。色の違いは光の波長の違いであり、光の元は太陽光線です。皮膚が太陽の光を感じるように、色も感じられるのです。このことから、色は私たちの体にも多大な影響を与えると考えられています。

例えば暖色である赤い部屋にいると暖かく感じますが、目隠しをしてその部屋に入っても、実際に血圧が上がるという実験結果もあります。また白は太陽光に一番近い性質を持っており、光をすべて反射します。太陽光と同じ分光特性を持っているため、放射エネルギーを肌に透過し、自律神経を活性化させるという効果があります。ですから風邪をひいた時などは、下着など真っ白なものを着用すると、発刊作用を促し、回復を早めるパワーがあるのです。(2002.3.25)