LADYWEB講座|Beauty Clinic

みずき先生の色彩セミナー


目立つ色の車は、事故を起こしにくい?
交通事故の多い車種を色別に見てみると、1位が青、2位がオリーブグリーン、3位が灰色だそうです。青やオリーブグリーンは『後退色』といい、実際の距離より遠くに見えるという特徴があります。そのためこれらの色の車が走ってきても、歩行者が「まだ平気だろう」と考えて飛び出すケースが多いのです。

また、青やオリーブグリーンは空、海、森、生垣などを始め、私たちの生活に溢れている色のため、同色の車が走っていても周囲の色に溶け合い、目立たなくなるというのも、事故が多い原因のひとつと考えられています。灰色も、後退色ではありませんが、夜の闇の中ではまるで目立たないため、歩行者の注意を引かないのが理由なのでしょう。

反対に赤は『前進色』で、街中でもかなり目立つので、赤い車の事故率はかなり低いそうです。車を選ぶ時には、色も選択理由のひとつだと思いますが、色の特徴を知っていると、それも大きな選択肢になるのではないでしょうか。(2002.3.11)