LADYWEB講座|Beauty Clinic

みずき先生の色彩セミナー


色に映し出される深層心理と生活習慣
子供のプレゼントを買う時、男の子なら青や緑、女の子ならピンクや赤と、なんとなく思い込んではいないでしょうか? 実際に子供売り場に行くと、洋服は色の感じで男の子用、女の子用に分かれています。

しかし実は男女による色彩の好みの差異はないのです。もの心つく頃になるとだんだん女の子は女らしい色、男の子は男らしい色を好む傾向がありますが、それは親や社会的な常識である「女の子はこういう色が好き」という意識が、知らず知らずに子供に影響を与えているからです。

反対に、例え子供であっても、自分の気分や心理状態に合わせた色を選ぶ能力は身についています。洋服を選ぶ時など、大人でもその日の気分が大きく反映します。いくら親がオシャレをさせたくても、子供が勝手に洋服を選んだ時などは、それが今日の気分なのだと、察してあげることも必要です。色には本人さえ気がつかない、深層心理が反映されるものだからです。(2002.1.1)