LADYWEB講座|Beauty Clinic

みずき先生の色彩セミナー


温度に対する感覚と色の関係
「暖色」「寒色」という言葉がありますが、これは皮膚の温度感覚と関係があるのではないかと考えられています。暖色の世界第一位はオレンジ色、そして赤、黄色と続きます。ちなみにオレンジ色からイメージする言葉の第一位は「家庭」ですから、オレンジ色は家庭の暖かさを抽象的に表しているとも言えます。一方の寒色の世界第一位は青色、次いで水色、白、濃い青となっています。

どうしてそれらの色を暖かく感じたり寒く感じたりするのか、科学的には証明されていません。一般的にはオレンジや赤は太陽や炎を連想させ、青系統は水や氷、雪などをイメージするからだと言われています。

しかし実際に赤色照明によって神経が刺激され、血圧を上昇させたりする赤の興奮作用や、青色照明による沈静効果が実証され、連想からではなく、色そのものが直接人体に作用して、暖かく感じたり冷たく感じたりするのではないかという説もあるのです。(2001.12.10)