LADYWEB講座|Beauty Clinic

みずき先生の色彩セミナー


緑色は、「希望」を象徴し、神経を鎮める色
緑色には、新緑の季節が象徴するような生き生き溌剌としたイメージがあります。初夏の木立や野山の緑は「新鮮」「みずみずしさ」「若々しさ」などを伝えてくれます。

アメリカ合衆国の開拓期、人々は苗木を持って奥地へと進んでいきました。彼らは、新しい土地を見つけると苗木を植え、数ヵ月後再び同じ場所を訪れ、植えた苗木が育っていれば、人が住んでいける土地だと判断したそうです。つまり緑が育つということは水があるということであり、生活に必要な糧を得られる土地ということなのです。そういう希望を持たせてくれるのが緑色だったのです。

また緑色は安らぎも与えてくれます。森林浴は自然と接するというだけではなく、目と心に沁みる「緑」が、神経を静かに和らげる役目もはたしているのです。安全第一をはかる工場や病院の手術室などの壁や床に緑が使われるのも、緑色が生理的・心理的に鎮静効果があるためなのです。(2001.12.3)