LADYWEB講座|Beauty Clinic

みずき先生の色彩セミナー


街全体で行なうカラーコーディネート
マクドナルドといえば、世界共通で赤と黄がイメージカラーとして使われています。ところがその色を使っていない店舗があることをご存知ですか?

それは、京都にあるマクドナルドです。ここでは店内も看板もシックな茶系で統一され、まったく目立ちません。それは京都の条例の中に、けばけばしい色を使ってはいけないという規制があるからです。そのためマクドナルドだけでなく、派手な色を使っている飲食店の看板などが、京都では地味な色使いに変わっています。街全体が、カラーコーディネートしているわけです。

こういった傾向はここ数年で各地に広がり、自治体で街のイメージカラーを決め、地域の特性を活かした街づくりをするようになりました。例えば金沢市はセピア色、奈良市はグレー、ベージュ、茶。また、横浜市は山下公園の周辺にレンガタイルを敷き、周囲のビルはブラウンにまとめています。今や街造りに「カラーコディネート」は欠かせない要素なのです。(2001.11.19)