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みずき先生の色彩セミナー


国旗に込められた色の意味
世界の200以上の国はそれぞれに国旗を持っています。国旗はその国の特徴を表しており、国の歴史や思想、環境、宗教、文字、地形、政治的シンボルなど、そこに込められた意味はさまざまです。特に国旗の色には、その国の特徴が強く表れています。

国旗にもっとも多く使われている色は、人を引き付ける力のある赤ですが、同じ赤を使っていても、それが象徴するものは国によって違います。太陽や勇気の赤を表している国もあれば、共産主義、革命(血の色)、キリストの血などを表している国もあります。

赤に次いで多いのは自由を表す白、そして自然を表す色とされている緑と青です。同じ緑や青を使っていても、アフリカや南米の国々では、森林や水に対する憧れを込めて使っているのに対して、自然に恵まれた国々では、国の象徴として使っています。その国を知りたければ、国旗に込められた色の持つ意味を知るのが、いちばんの近道かもしれませんね。(2001.11.12)