LADYWEB講座|Beauty Clinic

みずき先生の色彩セミナー


「流行色」が決まるプロセス
一見、自然発生的に感じる「流行色」ですが、実は世界の流行色は国際流行色協会(インターカラー)というところで選定され、2年前に発表されるものです。日本では日本流行色協会(JAFCA)がインターカラーの発表を受けて、国内の委員会で検討し、国内向けに改めて選定しています。

そのため流行色が本当にはやる年とはやらない年があり、世相や経済動向など、その時にならないとわからないような不確定なものによって、流行度は左右されます。オリンピックなど国際的なイベントがある年は、その開催国のイメージカラーを考慮します。それを受けた開催国は、選定された流行色をオリンピックのイメージカラーに使うことが多く、昨年のシドニーオリンピックは青でした。

日本で昨年の流行色がヒットしたのは、ブルーが日本人の肌の色に大変似合うためで、メダルを贈られた日本選手の首にかかったメダルのブルーリボンが、選手たちを一層輝かせていたのです。(2001.11.5)