部屋の模様替えをするとき、家具の配置や使いやすさだけでなく、カラーコーディネートもしているでしょうか? ある程度配色には気を使うかも知れませんが、色の効果についてまで考えている人は少ないかもしれません。
色には寒そうに見える色、暖かそうに見える色、興奮する色などありますが、中には重さを感じさせたり、狭さを感じさせる色もあります。例えば黒は白の1.8倍もの重さがあり、どんなに高い天井も、色が黒だと威圧感を与えます。また洋間によく使われる白い壁紙は膨張色なので、同じサイズでも和室の方が広く感じます。壁に掛けるものの色を緑や青、茶色などの彩度や明度の低い色を使うと、部屋に奥行きができ、落ち着ける雰囲気を演出できます。
ワンルームで窓の少ない部屋に住むのなら、壁紙の色はオフホワイトやベージュ、アイボリーにすると、周りのさまざまな色とも調和して、明るく広さを感じさせる部屋作りができるようになります。(2001.10.29)
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