LADYWEB講座|Beauty Clinic

みずき先生の色彩セミナー


自然が生んだカラフルな色の意味
よく「緑の野菜」「黄色の野菜」などという言いかたをしますが、野菜だけでなく、食材はすべて大まかに白、黒(および無彩色)、赤、黄、緑の5色に分けることができます。この食材の色は、食材のジャンルごとにかなり偏っていて、果物は圧倒的に赤と黄色が多く、葉野菜は緑、根野菜と穀類が白か黒に近い灰色、肉と魚は赤と白に分けることができます。

この色で分類したものは、栄養価的に分類したものと一致し、果物や緑黄色野菜はビタミンやカロチン、根野菜と穀類は炭水化物、赤系の魚肉類は動物性のたんぱく質、白系の魚肉類には低カロリーのたんぱく質、そして昆布やワカメ、黒ごまなどの黒い食材にはミネラルとカルシウムが豊富に含まれています。

難しいカロリー計算や、栄養価について知らなくても、5色の食材をバランスよく使えば、自然とバランスのよい食生活を送れるのです。自然が生んだ色にも、実は人間には計り知れない意味が含まれているようです。(2001.10.22)