LADYWEB講座|Color Therapy

ひかる先生のカラー人生相談


質問 結婚を前にして、不安がつのります
4歳年下の彼と今年3月に結婚を控えています。静岡県在住ですが、彼の実家の北海道のホテルで、格安パックでの身内婚になりました。義母が足が不自由で車椅子であること、遠方での挙式等の理由から、自分の希望した場所で挙げることができなくなり、格安のパックのためドレスも選択の余地がなく、自分が望む結婚のイメージとはだいぶ違ってしまいました。もともと結婚にはあまりお金をかけずにシンプルにと2人で考えていたので、予算的には問題ないのですが、式に対する考え方や姿勢が合わないと感じるようになりました。何もかも1から10まで希望どおりにゆくなど思ってもいませんし、割り切っているつもりなのに、希望に叶った結婚のできる妹や友人たちがうらやましく思えてしまいます。また、本当にこのまま結婚して、うまくやっていけるだろうかとか、彼に対しての不満やもの足りなさが強くなってきてしまい、結婚自体を考え直そうか、でも、いまさら引き返せないのではと毎日揺れて仕方がありません。よくあるマリッジ・ブルーなのかもしれませんが、少々情緒不安定気味で仕事にも集中できず困っています。(M.O・32歳・静岡県)


回答 “式”いう一瞬のことに捕らわれて、問題をはき違えてしまわないように
結婚式の日にちが迫ってくればくるほど、女性がマリッジブルーに陥るのは、よくある話です。結婚式に向かって、色々と細かい打ち合わせをしていくと、希望通りにいかないことも出てきます。不満が出てくるのも仕方ないことでしょう。ただ、その式に対する不満が、いつのまにか彼に対しての不満になり「この人でいいのだろうか」、と違う方向にずれていくことがよくあります。

女性に陥りがちなのは、「結婚をしたいのか」、「結婚式をしたいのか」を取り違えていることです。あなたもまず、それをよく考えなくてはいけません。あなたは、「結婚式はシンプルでいい」と思っていたはずなのに、いつのまにか“式”に捕らわれ、しまいには結婚する相手のことまで問題がずれていっています。女性が結婚式に対して夢があるのはわかります。ただ、あなたの場合、北海道で式を挙げるだけのことですよね。北海道に住まなくてはならない、ということならまた話は違いますが、たかだか式。結婚生活の中のほんの一瞬のことのために、そんなに落ち込む必要があるのでしょうか?

それから、気に入ったドレスが着れないという問題ですが、パックのドレスが気に入らないのなら、自分の着たいドレスを持参していくというのもひとつの手です。「ドレスはうちの母がお金を出してくれたので、これを着ます」といって、ひとつぐらいは自分の主張をしてもかまわないと思います。どうしてもパックのドレスを着なくてはならないというのであれば、その時はそのドレスを着て、静岡に戻ってから好きなドレスを着て記念写真を撮るという手もあります。向こうのお母さんと彼を納得するようにしてあげる、やさしさと思いやりを持ってもいいのではないでしょうか。

式の打ち合わせをしていくと、人間性など様々な面が見えてきます。その時に、基本的な考え方が彼と食い違うと、結婚にあたっていちばんの問題になります。トラブルになったときに2人で解決するのではなく、彼はお母さんに相談しにいくとか、優柔不断で、向こうがこういっているからと親の意見ばかりに左右されるとか、付き合っているときにわからなかった、彼の人間性を見て不満があるのなら、もう一度話し合ってみたほうがいいでしょう。ただ、「足の不自由な母親を喜ばしてあげたいから、せめて式だけ」という彼の意見なら、結婚の問題とすり替えてはいけません。「着たいドレスが着れない」「彼が優柔不断だ」「だから結婚したくない」という、3段飛びのような短絡的な発想はいけませんね。

結婚は、相手のいることです。自分たちだけが幸せになればいいわけではありません。彼が幸せになるために、足の不自由な彼のお母さんが喜ぶような結婚式を挙げてあげるのも、思いやりだし、愛情表現です。あなたが愛を持って接することが大事だし、相手の家族のことも考えてあげられるかどうかではないでしょうか。自分たちだけが幸せになればいいという発想では、これからの結婚生活はやっていけません。結婚式は、ひとつのいい試練です。本当の結婚とは彼との生活がすべてなんですから、式という一瞬のことに捕らわれて、問題をはき違えてしまわないように。(2002.1.1)


あなたに必要なのは、迷いをなくす赤、周囲を気づかう青、責任感を意味する緑です。結婚のときの衣裳や、日常の小物などに、こういった色を配し、気持ちを切り替える努力をしてみてください。