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就職して1年、そろそろ子どもが欲しいので会社をやめたい |
31歳で、外資系の会社に勤めています。今の仕事を始めて約1年です。そろそろ結婚2年目になるし、子どもをつくりたいなと思っています。ただ、今の会社は非常に小さい会社で、あれよあれよという間に仕事量が増えてしまい、休日返上で仕事をすることもあり、ストレスも大きいです。しかも、人的余裕がなく産休や育児休暇がとれるような会社ではないので、子づくりのために仕事をやめようかな、と考えています。でもいったんやめて子どもができた後の再就職はむずかしいと聞いているし……どうしたらいいかな、と迷っています。(S・31歳・商社)
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人生設計に、計画性がなさ過ぎます |
あなたは結婚してから、再就職したわけですよね。あなたの考えを否定するわけではありませんが、少し無責任ではありませんか? 要するに「だから女性は」といわれても仕方ないことを、あなたはいっているのです。他に働いている女性にしてみれば、あなたは計画性がなさすぎます。自分の人生設計は、就職するときにある程度考えておかなくてはいけないことですよね。たった1年勤めただけでそういうことを考えるのは、おかしくありませんか? そんなことは就職する前に、すでにわかることではないのでしょうか。会社側にしてみたって、それなりに計画性を持っているはずです。面接の時点であなたが子どもを産む可能性も考え、確認した上で30代のあなたを雇ったはずです。
今さらそんなことで悩むのは、自己中心的です。社会人としてのマナーがありません。1年でどうのという期間の問題ではなく、こういう気持ちのまま30代で就職することが失礼だと思います。この年齢になれば、相手の会社のことも考えるべきですし、採用になった矢先から再就職のことを考えるなんてもってのほかです。大人なのですから、社会に対しての責任を持ってください。これは「後悔しない」とかそういうあなただけの問題ではありません。あなたのしようとしていることは「だから女は」と、いわれるいちばんの原因を作ることですから、他の女性にも迷惑がかかります。あなたは面接の時に、初めからそのことは話して就職したのですか? たぶんあなたは話していないのではないですか? 責任感のある大人として、最低2、3年は勤めるべきでしょう。会社をやめたいという理由が、自分勝手過ぎます。
子どもを産むといっても、今の日本で産休・育児休暇というのは、ごく一部の恵まれた会社にしかありません。あなたが「産休で休んでもいいですよ」と、いわれるぐらいの実力をつければ話は別です。外資系の企業で、どうしても必要といわれるほどの人材ならそういったケースもありますが、今の日本ではまず難しいと思ったほうがいいでしょう。
また、人生設計に経済的なバックボーンは大切です。もう少し貯蓄をして、きちんと計画をたてましょう。現在31歳ならあと3年は貯蓄のために働いても、子どもは充分間に合うと思います。とにかく働き、あなたにいざ子どもができたときに「産休をとっても会社に残ってください」といわれるような人になっていればいいですが、そうでなければ、自分でそれだけ休める体勢、例えば経済的な体勢を整えてから子づくりに励んでもいいのではないでしょうか?
今の段階では、再就職は難しいどころではなく、再就職先なんてまずありません。考えてもみてください。31歳で子どもを産んだとしても、子育てが一段落して社会復帰できるまで、少なくとも3、4年はかかります。その時、あなたはもう35歳です。それから子どもを抱え、何か技術があればいいですけれど、特に際だった技術もない状態で再就職しようなんて、難しいといわれる状況どころじゃありません。それなら、今頑張ってスキルを高め、子どもを産んでももう一度就職ができるようにするとか、パートで働けるように「手に職」的なものを身につけてから出産しても遅くありません。 |
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あなたに必要なのは、これからの人生設計をきちんと立てること。「あいまいさ」や「迷い」を表す濁色や中間色の服を身につけることは、今の状態を長引かせてしまいます。できたら赤や青、オレンジなどのビビッドな服を着るようにしましょう。また部分的にも、「積極性」や「強い意志」を示すビビッドカラーを取り入れましょう。 |
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