第34週めのポイント評価
今週のみかんさんは、200g体重が減りました。200gというと、相変わらず数字的には「停滞期」に思えますが、ベースとなる体重は落ちており、とてもいい状態だと思います。ただ、「大きく数字が落ちていくという励み」がないので、みかんさん自身は「張り合いがない」と感じているかもしれません。実はここまで長い停滞期は、私も予想していなかったので、今後のダイエットメニューをどう組んでいくか、というのは、正直難しい部分があります。
ですが、今クール(第36週)終了までは、現在のポイントと体操メニューで継続してもらいたいと思います。停滞期が長期にわたる場合、食事ポイントを減らし、体操メニューを増やし、生活習慣を変える……というのは常套手段なのですが、管理シートを読み込んでみると確実に「やせにくい体」に変化してきているので、よりハードなメニューに移行するのではなく、このまましばらく続けてみましょう。
みかんさんの食事内容と体重を記録した「詳細データ」ですが、読者のみなさんがご覧になっているものは、毎日の朝の体重しか書かれていません。私の手元に届くものには、昼、夜の一日3回の記録があって、これによると確実に「上限がダウンしている」ことがわかります。体重は一日の間で増えたり減ったり「ぶれ」があるものですが、下は変わらなくても、上限の体重が減っているというのは、現在のダイエット法がうまくいっている証拠です。
今週の食事内容については、少々野菜不足が気になります。ポイントは多少オーバーした日もありますが、ほぼ持ち点前後で摂って、たいへんいいことだと思います。いつもは少な過ぎるほどなので、できるだけ60ポイントは摂るように心がけてください。実は、このくらい食べないと代謝機能そのものがうまく働かず、体重も減らなくなってしまいます。「摂取量が少なすぎると、なかなかやせない」というのは、重要なポイントです。また、同じポイントで、野菜の割合がもっと増えれば、理想的ですね。
さて今週のみかんさんの日記では、「恋をしていたはずのラブラブ期に、いつも太った」ということが書かれています。これに関しては、なんともコメントのしようがありません。そう、レアケースだからです。もちろん何事にも例外はあるものですが、私がいうところの「恋」とは、「自分を変えたいと思うほどの恋」です。「彼のために美しくなりたい」「彼の前では緊張する」そういった気持ちが、脳内物質の分泌に変化を与え、代謝を促すのです。
「だけど、そうそう自分を変えたいと思うほどの相手に出会えません」
確かにそれも心理かもしれません。ただし、何事にも「意識的に仕向ける」ことは必要で、それは「自分を律して社会生活をうまくやっていく」ということと同じであろうと思うのです。「ちょっといいな」と思うような人に出会ったら、それをきっかけに「自分に緊張感を持たせる」ように仕向けるのです。また、デートに出かけるチャンスが増えれば、着て行く服を選んだり、お化粧に時間をかけたり、鏡を見る時間が増えたりするはずです。そういった「自分をかえりみる時間」が増えることで、意識は確実に変わっていくはずなのです。
これまでにも何回か書きましたが、ダイエットにマインド・コントロールは重要です。たとえ「何もかも捨ててもいい」と思うほどの燃えるような相手ではなくても、「恋心」を上手に利用してみたらいかがでしょうか。「ボディラインが気になるから、一線を超えない」のではなく、「この人と一線を超えたいから、ボディラインを変えよう」という方向に、もっていってみましょう。玉子が先か、ニワトリが先か……の論議は「受け身の発想」のように思います。「受け身の発想」は、「肥満」のもと。そう思って、自分改革に乗り出してみてはどうでしょうか。