第32週めのポイント評価
今週のみかんさんは、ポイントオーバーが2日間。それに忙しかったせいか、3食のうちの2食を、果物だけで過ごしている日もあって、食事のバリエーションが少ないのがちょっと残念です。ですが、運動はきちんと毎日続けているようで、リバウンドもせずに今の体重を維持できるのは、たいしたものです。200g落ちたところで、再び停滞期に入ってしまったようですが、決して悪い状態とは言えません。
少し気になるのは、かなり長い間続いているという「便秘」です。食事内容、運動の状況を見ても、便秘の原因になりそうなことはないので、体が少々ストライキを起こしているのかな、という感じがします。便秘の原因は、さまざまなものがありますが、大きく分けると以下のものになります。
1. 食物繊維の不足
食物繊維は腸で消化されずに、便として排泄されます。繊維は便通を整えると共に腸を刺激し、
スムーズな排便を促します。この繊維が不足すると、便秘が起こります。
2. 我慢をする習慣
トイレに行きたいのを我慢をすると、便意が消え、便秘を起こしやすくなります。
3. 水分不足
水分が不足すると便が固くなり、便秘しやすくなります。
4. 食事不足
過激なダイエットを行なうと、便の大もととなる固形物がなくなり、便秘になってしまいます。
5. 精神的ストレス
精神的ストレスは、自律神経のバランスを崩し、便秘を起こすことがあります。
みかんさんの場合、ポイントが65から70くらいの間になるように、ちゃんと毎日食べていれば、便秘はなくなるはずです。また理想的なのは、3食、ほぼ均等のポイントで食事をすることです。でも忙しい人には、この「均等ポイント食」は、難しいかもしれませんね。充分に食べ、水分も充分に摂り、また便意を我慢したりしていなければ、残る可能性は「ストレス性で起こる便秘」です。自分ではあまり意識していなくても、「ダイエット&毎日の運動を行なう摂生の毎日」がストレスになっている可能性は充分考えられます。
便秘を解消するには、食事をきちんと摂る、水分を摂る、食物繊維を多く摂る、運動をする、ストレスをためない、規則正しい生活をする……が基本ですが、忙しい日々を暮らす現代人に、今の生活プラスアルファで便秘を快方に向かわせる方法をお教えしましょう。
1. 過熱した野菜を多く摂る
過熱した野菜は、生野菜よりはるかに多くの繊維が摂ることができます。
忙しい日々の中で摂る野菜は、温野菜を中心にしましょう。
2. 果物、ヨーグルトでポイントを稼ぐ
食事のポイントがきょうは足りないな、という日はヨーグルトや果物を食べ、
「持ち点」に近付けましょう。果物、ヨーグルト等に含まれる有機酸は腸に
刺激を与え運動を促進します。
3. 毎日決まった時間に排便の習慣をつける
本来、人間の便意は、朝食後に胃腸が動きだしてから自然に起きるように
プログラムされています。できれば朝食後、決まった時間帯にトイレに
行くように習慣づけましょう。
4. 腹筋を鍛える
腹筋が弱いと、いきむちからも弱まり、弛緩性便秘を助長させます。
毎日の軽い腹筋運動で、おなかに「活」を入れましょう。
5. 痙攣性便秘の場合は、食物繊維を減らす
精神的ストレスから起こる便秘は、弛緩性ではなく、痙攣性のものです。
もし痙攣性のものであれば、対処法もまったくことなります。痙攣性の場合、
食物繊維を減らしておなかに刺激を与えないことが大切です。
以上の便秘対処法を試してみて、それでも症状が消えない場合は、軽い便秘薬を使うのもやむを得ないでしょう。ただし、便秘薬にはさまざまな種類があり、効き方も個人差があります。市販されている便秘薬は、概して、初めて使う人にとって刺激が強すぎるようです。 使い方を間違えると腹痛や下痢の原因になってしまいますので、注意しましょう。また、自分に合った薬を処方してもらえるよう、薬局、または内科医に相談するのもいい方法だと思います。