第27週めのポイント評価
今週のみかんさんは、「女は見た目」といったテーマの原稿を書かれています。「女は見た目」……まさしくその通り。ですが、それは女性に限ったことではないと思います。日本に限らず世界中どこでも「見た目」が重要で、それは男性でも同じではないでしょうか。
木村拓哉さんの体重が100kgあったら、たぶん今ほどの人気はでないでしょうし、それ以前にジャニーズ事務所が契約しないでしょう。才能があっても、顔が可愛くても、太っているというだけで、世間は割引いて評価してしまうのは事実だと思います。もっともKONISHIKIさんやパパイヤ鈴木さんのように、太っていても魅力的な方はいらっしゃいますが……。(個人的な趣味で申し訳ありません。反論も多くあるとは思います。要は体型が問題にならないジャンルで、自分の魅力をアピールしている、ということを言いたかったのです)
昔に比べ、現代の日本では容姿にこだわる男性が多くなり、太っていることを気にしてダイエットをする男性も増えました。本当は男性も、昔から自分の「見た目」にはこだわっていたと思いますが、「男は格好を気にするものじゃない」といった日本人特有の美意識で、表面化しなかっただけのように思います。今はとても自由な時代になったというか、男性もあまり人目を意識することなく、「美容」に励むようになりました。男性用化粧品の売り上げが伸び、エステや美容外科に男性が増え、そして男性のダイエット人口も年々増え続けています。
私自身は、男性も女性も「見た目」を気にするのは、決して悪いことではないと思います。美男美女でない我が身を嘆き、他人を羨むのは愚かですが、自分の中で少しでも美しく、カッコよくあろうとすることは、とても素敵なことではないでしょうか。自分以外のものには、決してなれないし、若返ることも不可能ですが、自分を客観的に見て、少しでも綺麗になろうとすることは、「生きる意欲の象徴」だと私は思います。他人から見れば、特に体重で苦労したことのない人から見れば、ダイエットなどは、「表面的な美へのこだわり」と簡単に片付けられてしまうことでしょう。確かにダイエット自体は体重を落とすための1メソッドに過ぎませんが、自己コントロールをし、一歩一歩目標に近付いていく作業は、自己存在理由の再確認であろうと、私は思うのです。
今週のみかんさんの日記は、自分の体質や生活改善に真剣に向き合ったからこそ書ける「哲学」が現れているように思い、とても興味深く、面白く読ませていただきました。