先週、長い長い横ばい状態に遂に切れて、スーパーで食料を買い込み、体重計に乗っては「何でよ!!」と絶叫(!?)していた私だったが、ダイエット塾の七尾先生に「今が頑張り時です」と懇々と諭されて、何とか暴飲暴食をせずに過ごし、激しいリバウンドはしないままで、ダイエット生活7週目に突入した。
そしてついに! ついに!「5」の数字を見ることができたのだ!
そうです、先週切望していた「5」の数字! 60kgを切ったのです! 体重計から降りた私は、服も着ないで、即七尾先生に報告のメールを出してしまった。
とにかく嬉しかった。4週間近くまったく変わらなかった体重が動いて、しかも60を切るという形でその時が訪れたことが、何だかずっと会えなかった遠距離恋愛の恋人に会った時のように、信じられない喜びだった。
思えば「5」の数字を見たのはどれくらい前だろうか? 懐かしい数字。忘れていた数字。もう二度と、「6」の数字は見たくない。見るものかと、改めてダイエットへの誓いを立てた。
それにしても何で急に、本当にある日突然、体重は落ちたり増えたりするのだろうか? 今週はとにかく取材が多く、しかも1日に何件ものお店に行くという内容だったため、とにかく歩いた。それから、疲れて帰ってくるため、そのまま寝てしまうことも多く、遅い時間に夕食をとるということが少なかった。
それが理由かな? とも思うが、反対2回もお酒を飲んだし、不規則な時間帯の食生活が続いたのだから、やはりそれだけが理由ではないような気がする。これがつまり、低インシュリンダイエットの効果なのだろう。まったく食べなければ、誰だってある程度体重は落ちる。でも一生食べないなんてできるわけがないから、無理に我慢した分、ドカ食いをしてしまい、リバウンドする。
それにこのダイエットは「食べた量」ではないのだ。どのくらい食べたかが問題なのではなく、バランスよく何を食べたか、が大切なのだ。そして何より大切なのは、食生活によって少しづつ正しい方向に「肉体改造」していくことで、改造された結果が、体重に現れてくるのだと思う。
ダイエットというとまずは体重に現れてくれないと、やっているほうは納得ができない。その結果が、先週の私のように、「もう、どうでもいいや」と、楽なほうに流されていく。でも、ただ単に体重を落とすことではなく、太りにくい体、つまり健康的な体にするためには、やはり時間をかけてじっくりと、生活そのものを変えていかないといけないということなんだろう。
なんて、実際に私は、多少食生活を変えただけで、今までの不規則な生活が改まったわけではないから、偉そうにはいえないし、ちょっと思う通りにいかないと「食べてやる!」なんて思う性格を含めて、まだまだ問題だらけだ。でも、ダイエットを始める前よりは、多少なりとも自分の生活全般に気を使うようになった。
今回体重が減ったのは、「かならず減るから、頑張るのよ」という、七尾先生の言葉を信じた結果なのだ!