2003年1月6日

ダイエッターの皆様。明けましておめでとうございます。

昨年の春から始まったこのダイエット生活も、これからの3か月で予定の期日がきてしまうことになった。年頭に掲げる目標は、もちろん「痩せる!」ということである。この連載のタイトルは「ねばるぞ2kg!」だけれど、私としてはできれば50kgを切りたいところだ。

忘年会シーズンというダイエッターにとって最も苦しい時期を、体重を減らすことはなくとも、リバウンドせずに何とか過ごした私である。この正月も無事にやり過ごすことができれば、きっと再び体重が減る日がくるはずである。いや、その日を自ら呼び込むことが、2003年の私に課せられた使命ともいえるだろう(大げさ?)

私は2000年から3年連用日記というのをつけていて、毎年「今年の目標」なるものが書いてある。仕事のことはもちろん「部屋をキレイにして過ごす」など、まるで小学生のような目標の中に、この3年、必ず書いていたのが「体重○kg減」というものだ。

2000年はマイナス10kg、2001年はマイナス15kg、そして昨年がマイナス20kgであった。3年の間に増減もあっただろうに、年頭には必ず前年より5kgも太っていたことが、一目でわかる日記である。結果として昨年の目標は半分のみの達成となったわけだが、考えてみると毎年毎年、達成どころか目標から遠くなっていったことを思えば、ものすごい成果である。

というか、前年に達成できなかった目標に、さらに過酷になるような数字をよくぞ足してきたものだ。挫折することは明らかであるにも関わらず、である。それは私の、「本当に痩せたい」という気持ちの表れであり、たいして努力もせずに、「きっと痩せられるだろう」と考える甘さの表れである。

結局何年間も目標を達成できず、ただただ「痩せたいな〜」と思いながら、肉体を甘やかし、自分の食欲のままに突き進んで、太り続けてきた。昨年ダイエットを始めてから、改めて考えさせられた私の短所は、こんなところにもしっかり現れているのである。

そして今、私の体重がまったく動かなくなったのも、この性格に起因しているように思う。ダイエット塾の七尾先生が言うとおり、今の私の体重とは、かなり長い間付き合ってきており、もしかしたら私にとっての「ベスト体重」なのかもしれない。でも、そうやって長く付き合ってきたのは、別に自分の肉体にとって楽な状態だったからではなく、己の欲求に忠実に行動していた結果に過ぎないのだ。

ダイエットを始めてすぐに体重が落ち、多少無理な食生活をしても、ほとんどリバウンドせずに済んだ。そのことが私の気持ちを大きくし、「ちょっとくらい、食べてもいいさ」という甘えを生んだのだ。「痩せたいな〜」と本気で思いつつも、それまでの調子の良さに「きっと痩せられるさ」と考えて、暴飲暴食を重ねた結果、前回も前々回も目標を達成できなかった。

今年の目標はもちろん「痩せる!」ことだが、それを達成するためには、すぐに自分を甘やかす部分を含めた「性格改善」。

これこそ真の目標である。