あまりに長びく停滞期。何ら変わらない体重。変化のない日々だったせいか、すっかり忘れていたのだが、先週が「しつこく5kg!」の最終回であった。
この3か月の成果はといえば、たったの2kg減というヒドさ。なんと前々回の目標体重にさえ至らなかったのだ。なんということだろう。10kg減を目前にして、いったいどうしてこんなに落ちなくなってしまったのだろうか。
ダイエット塾の七尾先生のコメントにもあったが、確かに最近の私の食生活は、リバウンドしてもおかしくない内容である。お酒も、ダイエットスタート時に比べてかなり増えた。ここにも何回か書いたが、痩せたことで「出かける気分」を取り戻したため、お誘いがあれば都合がつく限り参加し、「ま、いっか」という気持ちになって、ついつい飲みすぎたり食べ過ぎたりしたのが、この3か月の結果に繋がっている。
その前の3か月は、多分本当に停滞期だったのだと思う。そんなに無茶な食べかたもしなかったし、お酒も控えめ。どちらかといえばバランスよく食べることを心がけていた。それなのに減らなかったのは、最初の頃に勢いよく痩せたぶん、ペースダウンしたに違いない。
ところがこの年末に向かう3か月は、本当にだらしがなかった。出かけることが多いため、食材を使い切ることができないからと、家にいるときも自炊することが減ってしまったし、外食するとほとんどの場合アルコールを口にした。
思えば、こういうだらしがない性格を改善することも、ダイエットの目的ではなかったのか? ちょっとくらい痩せたくらいですぐに気が大きくなり、「ちょっとくらいなら大丈夫だろう」なんて思ってしまう自分が、本当に情けない。運動だけは何とか毎日やるようになったが、それだってアルコールが入っている日はどこか適当になってしまうことは否めないし、効いているのかどうかも定かではない。
仕事が忙しくなって生活が不規則になったり、付き合いが増えたり、「食材を無駄にしたくない」という経済的事情もあったけれど、こんなにも痩せないのは、最初の頃のような緊張感が希薄になっていることが最大の原因だろう。
いろいろと自分に言い訳して、「今日くらいは食べてもいいか」とか、「明日からまた、気をつければいいや」なんて、思い切り自分を甘やかしてきた結果、危うくリバウンドするところだった。本当、この生活で太らなかった奇跡を、神に感謝したいくらいだ(無心論者だけど)。
今回から新しくスタートする連載のタイトルは「ねばるぞ2kg!」である。これは、七尾先生に「5kgは無理」と判断された結果だろうか? この3か月が終われば、20kg痩せるはずだった1年になる。ということは、目標をクリアできるどころか、50kgを切ることも出できないで終わってしまうということか。
自分で蒔いた種とはいえ、この半年、ほとんど体重が減らなかったことが悔やまれてならない。こうなったらタイトルの2kgは早々にクリアし、何とか50kg切ることを、2003年の目標に掲げることにしよう。