たった200g減っただけだというのに、予想通り再び「停滞期」に突入。とは言っても、今週は食生活がメチャクチャで、ポイントオーバーを2回もしてしまった。メチャクチャなのは食生活だけではなく、ここ数週間の私の生活は、かなり乱れている。
もともと仕事柄、徹夜や昼夜逆転の日々を過ごすことは多かったけれど、この連載が始まってからは意識して「正しい生活」を心がけてきたつもり。少なくとも午前中には起きるようにしていたし、夜中にお腹が空いては困るので、できるだけ徹夜はしないようにしていたのだ。
ところがここのところ、急ぎの仕事が立て続けに入ってしまい、昼夜逆転などというレベルではなく、ほとんどまともに寝ていない。「寝不足」って言葉を使うのもはばかられるくらいに、睡眠時間が激減している。よく「あまり寝ないと痩せる」と聞くが、それって根拠があるのだろうか? 少なくとも、私にはそういった効果は全然現れない。
それどころか、たいして肉体労働もしていないというのに、変にお腹が空いたり、甘いものや脂っこいものが欲しくなる。普段使っていない頭をフルに使う頭脳労働に、「何かご褒美を与えろ!」と、脳が叫んでいるような感じだ。
その上、便秘が続いている。便秘と言っても、3日以上出ないというような強力なものではないが、どうもお腹が張っているような、何かすっきりしない感じが常にあって、気分もすっきりしない。
私は元々軽い便秘症で、以前は漢方系の便秘薬を愛用していたが、基本的に薬が嫌いだし、トイレに漢方臭さが充満することに耐えかねて、ここ数年は一切合財、そういうものを使用していない。それでもこんなに膨張感があったり、「便秘だ!」と意識するほどのことはなかったのだが、もうすでにそういう状態が2週間以上続いている。
私の食事メニューを見ていただければわかると思うが、果物や野菜など、割と繊維質のものを摂っている。食生活による便秘という理由は考えられないのだが、ならばなぜに私のお腹に「便」は留まっているのであろうか? 便秘の自然治癒に効果ありとされる「繊維質」と「運動」を、今まで以上に心がけているというのに、心がけた途端にこれではまるで「心がけ損」ではないか。
先日この件をダイエット塾の七尾先生にご相談したところ、考えられるのは「ストレス」とか、「身体の反抗」かもしれないと言われた。私の肉体は、近頃ではずいぶんとのんびりになったとはいえ、わずか数か月で急激な変化を遂げている。食生活も生活面も、その変化は少しづつではあるが、スタート時から比べれば、ずいぶんと変わった。
その変化に肉体が、「もうこれ以上変わるのはイヤだ!」と反抗しているのだという。精神的反抗期は10代のうちに終えたつもりでいたが、ここにきて自らの肉体に反抗されるとは、思ってもみなかった。まったく持ってやっかいな「心身」である。
10代の反抗も、いずれ大人になれば落ち着いていくように、30代の肉体も、いつかは「反抗していても自分のためにならない」と気が付いてくれるだろうか。愚かな抵抗は止めて、「反抗勢力」にはさっさと私の腸内から出ていってもらいたいものである。