ダイエッターの諸君! 先週「ピクリ」とも動かない体重に嘆き、ダイエット生活に飽きている…などと不遜なことを書いた私だが、なんとその翌日、1か月半に及ぶ「停滞期」を脱出し、「54」の数字を見たのである!
本当に「ピクリ」と動いただけの、200g減というささやかさではあるが、こうも長い間まったく動きのなかった体重が減るというのはまったくもってめでたい! 今週の最終日にはその体重を維持するに留まったが、週の中頃にはさらに200g減って「54.6」という数字を叩き出した。
体重計に乗るときには「パンツ一丁」というあられもない姿であるが、この数字を見たときにはすぐにでもダイエット塾の七尾先生に知らせようと、その姿のまま電話に向かって走ってしまった。もちろん、走り出すその前に、何回も体重計に乗ったり下りたりして、数字を確認したことは言うまでもない。一人暮らしだからこそできることであり、一人でやっているからこそ、かなり恥ずかしい興奮振りである。
普通の人にとって200gなど、「減った」の「増えたの」と大騒ぎをするレベルの数字ではないだろうが、「停滞期」脱出における、この200gが自分に与える影響は大変大きい。1週間前には「増えることに対する緊張感も薄れてきた」と言っていた私の心に、「せっかく減った200gを増やしてなるものか!」という意識が芽生え、再び「増える事への緊張感」が蘇ってきた。
さらに、減り始めということに気をよくして、体操に対する意欲も俄然沸いてくる。今までは体操の効果をあまり感じていなかったので、どうも適当というか、「とりあえずやってますよ」という感があったことは否めないが、今週の私は違う!
正直今週は、ほとんどまともな睡眠時間がとれないくらい忙しかったのだが、今までならダラダラとして過ごした休憩時間を、体操する時間に充てたのだ。忙しい上に、休憩時間を体操して過ごしたら、「全然休みなしじゃん!」と、自分で決めたスケジュールにストレスを感じるところだが、そんな先週までの私とは人が変わったように、嬉々として体操をしている。
「体重が減らない」という不安と不満を抱えながらも、「でも増えないからいいか」と気持ちが緩んでしまうのも不思議だが、たった200g減っただけで、「戻りたくない」とダイエットに励み出すという変化も不思議だ。
人の気持とは、こんなにも単純にできているのだなぁと、我がことながら驚かされた(私だけなのか?単純なのは…)。こんなに微々たる減り方でも、半年以上過ぎてみれば、すでにマイナス9kgにっている。
今までの経験から言って、200g減った後はまた停滞期に突入! ということになるかもしれないが、とりあえずはこのテンションを保ち続け、ささやかにでも減らしていけるように頑張ろうと思う。