2002年9月9日

長い停滞期の間にリバウンドも経験し、やっと、やっと、300gほど、体重が減った。300gなんて、簡単に太ってしまえる数字ではあるけれど、長い間「初めての数字」を見ていなかった私にとっては、またとない喜びである。でも、あと1か月弱で、3kg弱を減らさなければならないことを考えると、あまりこの喜びに浸っているわけにもいかない。

ますます、しっかりと頑張ってダイエットに取り組まなければ……、と言いたいところだが、実は最近、これがストレスになっていることに気が付いた。

私はこの日記の中で、何回も「マインドコントロール」という言葉を使ってきた。1週間の中で多少の体重増減があっても、最終日に必ず元の体重に戻っている(あるいは減っている)のは、『マインドコントロール』の賜物だと。確かにそういう部分はあると思う。何しろ体重から食生活まですべて公開しているわけだから、何とか痩せなくては! という気持が、人一倍強いのは間違いないだろう。

でも、ダイエットを始めて1か月めの頃だったろうか。初めて停滞期を経験した私は、「食べてないのになぜ痩せない!!」という、イライラから、「ちくしょう!食べてやる!」という思いにかられ、危うく暴飲暴食に走りそうになった。どうも現在、あの時と同じ状況に陥ってしまったらしいのだ。

もちろんあの頃と違い、何度も繰り返す停滞期にも慣れ、頭では、「この停滞期があるから、リバウンドせずに痩せるのだ」ということは理解している。頭で理解しているどころか、身体もそれを知っている。けれど、あまりに長い停滞期、リバウンド、そして何より、「目標を達成できないかもしれない!」という焦り。ダイエットを始めてから一番と言えるくらい、「痩せなければ!」という思いが強いと言って間違いないだろう。

ほどよい緊張感は「マインドコントロール」という、大変素晴らしい結果をもたらしてくれるが、ここまで強い想いになると、どうもストレスと化すらしい。私は今、「痩せなければ!」という思いと同じくらいの強さで、

「食べたい!」

と思っている。

とくに空腹感があるわけでもないのに、ものすごくこってりしたもの、腹にドスンと溜まりそうなものばかりに目がいってしまう。これは非常にマズイ状態ではないだろうか?

今週、やけに「食べたいのよ〜」という思いに駆られている自分に気が付いた私は、自分なりに、「これはストレスだな」と結論づけた。これを打破するには、ちょっとでもいいから体重が減ってくれることしかないのだろうか? それとも、「目標なんてどうでもいいや」と思えばいいのだろうか?

まさか、ここまできてこんなストレスと向き合うとは全然思っていなかったので、自分の心の弱さに驚いている。マインドコントロールとストレスは、実は「両刃の剣」なのかもしれないと思う、今日この頃だ。