ダイエット生活も11週めを迎え、来週はいよいよ最初の目標をクリアしなければならい「3か月め」である。とはいえ、体重的にはすでにクリアしているので、あとは残りの1週間、「増やさないこと」を目標にすればよいのだから楽である。…楽のはずである…楽なんじゃないの??
と、このように不安に思うのは、目標をクリアしてからすでに2週間が過ぎたというのに、全然それ以下に体重が下がることはなく、再び横ばい状態に入ったからだ。それどころか、食べ過ぎて、一日で1kg増えてしまい、体重計の上に乗ったまましばし呆然とした日もあったくらいだ。
その時は一瞬、「もしかして、ちょうど3か月めになった時は、体重増えてたりして…」というようなことを考えてしまい、眩暈がした。だってそんな間の抜けた話があるだろうか? せっかく目標を達成したにも関わらず、達成した安堵感で、達成するべき日に再び太っているなんて。マヌケ過ぎる。
そう、なぜに「増やさないこと」が楽じゃないといえば、今週の私は「達成した安堵感」に酔いしれていたからである。
先週の日記にも、「何となく安心してダラダラ食事をしてしまい、とっても反省している」と書いたのに、まったく同じような生活をしてしまった。本当に反省していたのか? と自分のことを疑いたくなるような体たらく…。「これだから太ってきたんだよ!」と、自分自身に腹が立つ。
アメリカでは、太っていると「自己管理ができない人」と思われて、とくにインテリ層では出世にも響くといわれているという。それって本当にそうだ。アメリカ人のいうとおりだ。「そうよ!デブは自己管理ができないのよ〜〜〜〜」と、体重計の上で咽び泣きそうになったが、泣いたって誰も、私の代わりにダイエットしてくれわけじゃない。
ヨロヨロと体重計から降りて、トイレに入り、出てきてからもう一度体重計に乗ってみる……というささやかな努力(?)くらいしか、その時の私にはできないのである。まったくもって愚か者だ。
それに今週は、もうひとつ「本当に自己管理がなっとらん!」と思える出来事があった。友人の結婚式に出席したんである。食事は、ありがたいことに和食だったし、最後のほうは残してしまったのだが(残さなくても、懐石料理はかなりポイントが低いと七尾先生がいっていた)、お酒! 飲みました、結構。もしかして、食事日記に書いたより飲んでいるのかもしれない…と思うのだが、定かではない(グラスに次々注がれるビールを何杯飲んだか記憶できる人がいたら、教えて欲しい)。
楽しい気分になって、つい飲む。自分が「マヌケ」になるか、「努力が実った人」になるかという瀬戸際で、雰囲気に負けてしまうなんて…。これぞ「本能のままに太っている人」の証ではないか! もしかして私、『ダイエット塾』じゃなくて、「性格改善塾」なるものに通ったほうがいいのかしらん? と思う、今日この頃だ。