水を飲み過ぎると「水太り」になる?

ウォーター・ダイエットでは、たくさんの水を飲むので、いわゆる「水太り」が気になる方もいるかもしれません。
でも「水太り」というのは、イメージとしてあるだけで、医学的には存在しないのです。水はノンカロリーなので太ることはなく、もし水を飲むことで体重が増えるとしたら、別の原因が考えられます。
たとえば、塩分のとり過ぎ。濃い味付けの料理を食べ、大量の水を飲めば、一時的に体がむくんだ状態となり、体重も増加します。ですが、これは肥満とは別のもので、過剰な塩分を控えれば、改善されます。
また「水分をとっているつもり」で、清涼飲料水を飲んだり、水気の多いフルーツなどをたくさん食べる人がいますが、実はこれらはとてもハイカロリーなのです。「あまり食べていないのに、なぜ太るのかしら?」という人の中には、自分の印象だけで勝手な食事療法をしているため、効果があがらないのです。

シンプルで安上がりな『ウォーター・ダイエット』

ウォーター・ダイエットは、水の機能を最大限に引き出した、とてもシンプルなダイエット法で、アメリカでは20年も前から一般に知られていました。ウォーター・ダイエットでは、1日に2リットルという量を飲むことが条件です。その2リットルの水を、8回に分けて飲みます。8回に分ける理由は、一度にたくさん飲めないから、ということもありますが、新陳代謝の偏りをなくす意味で、まんべんなく水が体を巡回しているほうが望ましいのです。また、胃拡張、胃下垂、冷え性を予防する意味でも、1日8回に分けることを原則とします。
ウォーター・ダイエットは、たとえ、ノンカロリーでも、お茶類は、2リットルの計算のなかには入れません。あくまでも「生水」「真水」「自然水」を飲むことが条件です。水道水をおいしくするウォータークリーナーを常備するか、予算が許せば、ミネラルウォーターがベストです。