私たちの体は水でできている

私たちの体は、60%が水分です。人間の体を絞ってみると、最低36Pの水が出るといいます。その約半分が細胞の中にあり、残り半分は細胞のすきまを埋めています。体に含まれる水分の量は部位によって違い、皮膚は72%が水分。心臓、肝臓、腎臓は80%。脳は75%。そして骨ですら22%もの水分が含まれているのです。つまり、人間の体というのは、たっぷり水をたたえた水槽のようなものといえるでしょう。

水は飲み方で、興奮剤にも鎮静剤にもなる

水には、昔から精神安定作用と、同時に興奮作用があることが知られています。水は、時間帯、スピード、量など、飲み方によって効き目が変わるという、とても不思議な性質を持っているのです。
たとえば、冷たい水をコップに1杯一気に飲めば、興奮剤、刺激剤の役目を果たします。また、生ぬるい水をゆっくりと落ち着いて飲めば、鎮静剤、睡眠剤の代わりになります。

水で不眠症やウツ状態を改善する

毎晩寝る前に、冷えていないコップ1杯の水を飲めば、慢性的な不眠症を治すことができると言われてます。
もちろん、1日や2日で急激に効くことはありませんが、毎日続けることによって、おだやかにゆっくりと効果が出てきます。そのほか水には、だるい、疲れやすいなどと感じたときの強壮作用、また、ウツ状態を正常に戻す精神活性化作用が知られています。