チェコが敗れてグループEは混戦に!

私がグループリーグ初戦で高く評価したチェコが、前評判の高かったガーナに完敗。アメリカ戦で見られた機能的な守備網が、この試合では見られなかった。

特に中盤…試合開始早々に先制ゴールを許して前がかりになったのか。それでもって最終ラインはロングボールを放り込まれてラインを下げさせられて、最終ラインの前のスペースを身体能力の高いガーナの選手に使われた感じ。

同じグループのイタリアVSアメリカも大荒れのドロー。決勝トーナメント進出はグループリーグ最終戦にもつれこみました。これぞ醍醐味、ってヤツですね。

グループリーグ最終戦は同時刻キックオフ! これ、世界常識ね。だから余計にスリル満点。

これまであまり波乱もなくグループリーグ勝ち抜きが決まってきたように思われますが、グループリーグ最終戦に直接対決での1位・2位の順位争いがかかっているグループがあるので楽しみ。エクアドルVSドイツとか、スウェーデンVSイングランドとか(スウェーデンはまだ勝ち抜きは決まっていない)、オランダVSアルゼンチン、ポルトガルVSメキシコ(メキシコも勝ち抜きは決まっていない)。1位になるか2位になるかによって、決勝トーナメント1回戦での対戦相手が変わってくるからね。

アジア代表のイランですが、初戦でメキシコに、そしてポルトガルに連敗してグループリーグ敗退が決まってしまいました。イイ戦いぶりだったんだけどね。少なくとも、我が日本チームよりもずっとイイ戦いぶりだった。

今大会の戦績は、次回大会の各地域の出場枠に影響してくることは知ってるよね。今大会、アジアは「4.5枠」だったわけですよ。「0.5」というのは大陸間プレーオフでの枠なので、ここを落とした(バーレーンがトリニダード・トバゴとのプレーオフで敗れた)からアジアから4チームが出場したわけです。それと、オーストラリアが次の予選からアジアに加わってくる。次回大会でもアジア代表「4.5枠」を確保できるのか、それは今大会の戦績にかかっているのです。

オーストラリアもアジア予選に加わってくるんだから、出場枠が減るのはどうしても避けたいところ。そのためにも、グループリーグは突破しなくてはならんのです。

そして今夜は日本VSクロアチア。
日本でこんなにも多くの人たちが注目して応援しているのだ。選手たちには自覚を持って戦っていただきたい。監督の采配のことは、もうどうでもいいから…。

伝わってくるところによると、付け焼刃でいろいろクロアチア対策を練習しているらしい。今ごろ何をやってるのかね。チームマネジメントがどうなっているのか、どうなっていたのか、本当に腹立たしい。

いずれにしても、日本代表の総括は後日キッチリさせてもらいます。

でも、今夜はとにかく日本の勝利を願うばかり。全世界に対して日本チームの良さを見せて欲しい。それよりも、我々に恥ずかしい思いをさせないで欲しい。(2006/6/18)