メチャクチャいいぞ、アルゼンチン

アルゼンチンがセルビア・モンテネグロを6ゴールで粉砕。

特に私がオォ〜! と感嘆させられたのは2点めのゴール。

左サイドで作って崩しに入って右に振って完全に崩して、最後は中盤右に入っているカンビアッソがクレスポとのワンツーで決めたのだが、10本くらい? ものグラウンダーのパスをまったく相手選手に引っ掛からずに流れるように繋いで、素晴らしくクリエイティブなゴール。私の中では、今大会ここまでで最高のゴールかも。

もちろん、各選手の技術の高さとスピードもあるけど、攻撃における人数のかけ方、選手同士の位置関係と距離のとり方が素晴らしい。

ここでふと思ったこと…良いときの日本チームって、攻撃に関してはこのアルゼンチンの攻撃に少し似てない?(激しく良く言い過ぎ、と叱られるかもしれないけど)つまりは、<ナンちゃってアルゼンチン>が日本の攻撃ではなかったか?

4バックの左サイドバックのソリン(=三都主?)が高い位置取りで攻撃に参加して、フォワードの1人のサビオラ(=柳沢?)がワイドに開いて中盤の選手と一緒に崩しに加わって、ボール回しの中央にリケルメ(=中村俊輔?)が位置して、中盤のロドリゲス(=中田英寿?)も加わりながら2列めからフォワードを追い越して飛び出していく…って感じ?

まぁ、現実は<ナンちゃってアルゼンチン>どころか、<ナンちゃってアルゼンチンの激・劣化版>みたいなものだが。

さて、アルゼンチン、このまま優勝するんじゃないかぁ? って声も私の周囲では出始めたが、どうだろう。グループリーグの2試合では、ディフェンスにはサッと6人くらいが帰ってゴール前を固めて、攻撃となるとどんどん押し上げてくるけれども、こんなに思い通りにやらせてくれない相手との対戦ではどうなるか。特に、中盤の攻撃の構成力が高いチーム、長い距離からシュートをガンガン打ってくるチームに対してアルゼンチンがどんな対応を見せてくれるか、また楽しみが増えた気がする。(2006/6/17)