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5月9日の長居スタジアムでのブルガリア戦、そして13日の埼玉スタジアムでのスコットランド戦、これがワールドカップ出場メンバー発表前の最後のテストマッチとなります。 試合結果のほうはどうでもいい。どんなパフォーマンスを見せるかが大事。 で、そのパフォーマンスはどーだったかというと…ウン、楽しめたよ、ブルガリアとスコットランドの味わいあるフッチボ〜ルに。 特に13日のスコットランド。3-6-1(3-4-2-1)のトップは1人(1トップ)のフォーメーションのようなんだが、サッと左右両翼のウイングバックが最終ラインに下がって5人の綺麗なラインを形成したかと思うと、同時に中盤も4人が綺麗に並んだラインを形成して日本代表の攻撃に対応。そして攻撃になるといつの間にかトップに3人が入ってきているという、何とも鮮やかなシステム。 これは戦術とかいうよりも、伝統の「香り」がもたらすワザか。 最終ラインや中盤の綺麗なラインは、日本代表の最終ラインのグテグテ感との対比で特に際立って見えたりしたわけ。 え? 日本代表はどうだったかって? あ、ま、悪くなかったんじゃない。現在の日本の選手たちの力量でもって、日本らしいボール回しによって結構相手を押し込める、振り回せる、崩せることも確認できたんじゃないかな。これはワールドカップ本番でもある程度できるでしょう。それくらい日本の技量は上がっている(だからといって、悲観的な見込みしかないけどね)。 ゴールが奪えないというのは、相対的なものだから、これには運もあるし…ただしゴールマウスをとらえていれば(枠に行っていれば)ね。 もっとも、現在の日本代表チームの欠陥は放置されたままなので、それには目をつぶって、ということ。ワールドカップ本番では、日本のよい部分をどれくらい発揮できるか、という点にbet(賭け)しましょう…というか、今さらそうするしかないじゃないか。 結局この4年間って何だったんだろう…って、多くのサッカーファンが思っていることだけど。 ワールドカップ本番では、スコットランド戦の加地のような軽やかなステップで奮闘して欲しいですね。加地のこと、以前はメタメタに批判してたにもかかわらず最近になって褒めちゃうようになったけど、それくらい私には加地は印象に残ったね、スコットランド戦。小野の鮮やかな技術よりもね。小野と小笠原の縦関係はよかったけど。 さて、15日はワールドカップ出場メンバー発表。生中継するTV局もあるとか。 私のところに入ってきている情報では、巻と佐藤寿人は落選、それとフランスのルマンの松井も落選という噂ですが、どうなりますやら。 私は久保は無理だと思うけどね。ワールドカップの試合は1試合ではないのでね。久保は、たとえ使えたとしても連戦は無理でしょう。そんななのに、ここまで引っ張ったのも謎、謎、ですね。(2006/5/14) |