ヨーロッパ・チャンピオンズリーグ…見どころ多かったクォーターファイナル

4月5日と6日はまた寝不足に。チャンピオンズリーグのクォーターファイナルの2ndレグが行われたので、明け方の3時頃から起き出してTV観戦してしまった次第。こういう時間帯から起き出すと、昼間ボォ〜としてあんまり仕事にならないんだよね。

5日はACミランがホームにフランスのリヨンを迎えた一戦を、6日はバルセロナがホームにポルトガルのベンフィカ・リスボンを迎えた一戦を観戦。どちらも1stレグはスコアレス(0-0)で終えているので、非常にスリリングな展開となりました。

1stレグが引き分けなので当然ホーム・チームのほうが有利と思われそうですが、ご存知「アウェイ・ゴール=2倍」ルールがありますから、1stレグが0-0である場合、アウェイ・チームは1ゴール奪えば1-1で90分を終えられる可能性が高くなる…

つまり非常に番狂わせが起きやすいパターンの1つというわけです。

ミランは先制するもののすぐに追いつかれて、そのまま90分を迎えそうになったところで2ゴールで突き放しました。バルセロナは、先制したものの追加点が奪えず、ゴールも与えられないので慎重に慎重に試合を進め、こちらも終盤になっての追加点で勝ち抜きを決めました。

バルセロナの試合で、バルセロナの守備(特に前半)はたいへん面白く、勉強になりました。

相手ボール・ホルダーに対して前線から厳しくプレスをかけてのボール奪取を何度も見せたのですが、そのプレスのかけ方。何人もで囲い込むのではなく、基本的には1人プレスに行って、それが交わされればすかさず2人目がプレスに行く…1人目がプレスに行っている時は、他の選手は相手ボール・ホルダーにパスやドリブルをさせないように巧みにスペースを消している感じ。これって、イイ時のマンチェスター・ユナイテッドの試合なんかでも見られた「成熟した」プレスのかけ方に思えました。

これだと無用な体力を浪費することもなく、勝負所で長い距離を走り込んだりする体力も残っているし、シュートの前に体力を使い果たしていることもないかも

セミファイナルのカードは、これでミランVSバルセロナとビジャレアルVSアーセナルに。ミランVSバルセロナはもちろん楽しみ! ま、ロナウジーニョは現在で世界トップの選手だろうね。そのプレーを見るだけでも普通に楽しい。

セミファイナルの1stレグは18日に行われるので、またすぐ寝不足警戒が必要。

4月8日のJリーグ。
ガンバ大阪VS鹿島アントラーズの一戦は、この日のJ1/J2全ての試合とは一段違う、面白い試合だった。ガンバの家長とアントラーズの内田篤人とのマッチアップ、ガンバの加地とアントラーズの新井場とのマッチアップも面白かった。

しかし加地は、なんだかんだと言ってる間に、Jリーグのピッチの中では風格すら漂わせるようになってきた。ちょっとビックリ。

前回、日本代表は4バックよりも3バックで行くしかないかも、と書きました。それは3バックのほうが、使いこなせない4バックよりマシかも、という程度の意味であって、センターの守備が2枚(4バック)では無理で3枚(3バック)にせざるをえない、ということでもあります。

Jリーグでも、ブラジル風の4-4-2ではなく、プレミアっぽい4-4-2が段々増えてきつつあるようには思うけど。(2006/4/9)