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3月30日に大分スタジアム(九州石油ドーム)にエクアドルを迎えて、国際Aマッチを行った日本代表チーム。 TV画面の映像を見た瞬間、 「なに? この練習試合みたいな雰囲気は…」 と思わず口をついて出てしまった。 その雰囲気は大して変わらないまま、90分が過ぎていきましたとサ。 この時期に、わざわざエクアドルを呼んで意味があるのかとも思いつつ、まあどちらもワールドカップ出場国だし、それなりのテストマッチになるのかと思った私が愚かでした。こんな試合やってていいの?? エクアドルにも丁度よい出稼ぎになりましたね。 収穫は一つ。 私、以前ワールドカップ本大会では、3バックでは押し込まれてしまって、中盤が薄くなってしまうので4バックのほうがよいと述べました。 が、訂正させていただきます。現在の選手構成ならば、やっぱり3バック(最終ラインが3枚で、左右のウイングバックを置いた形)のほうがバランスよいみたいです、やっぱり。 とりあえず、キックオフはそれで行くんですね。4バックにする時は、途中から攻撃的に行く場合でのフォーメーションもしくはシステム変更ですかね。 そんなことを確認した次第(要は、4バックは無理ってこと)。 これは逆に言うと、押し込まれること折り込み済み、ということですけど。 ま、それでやってみて下さい、とりあえず。 しかし、ワクワクしねぇな。 途中出場で決勝ゴールを決めた佐藤寿人、ようやく皆さんも覚えてくれましたかね。昔からよいフォワード。でも、昨年あたりから「旬」という感じですね。動き出しの速さとスペースを突く動き、そして彼にはワンタッチでゴールを狙う意識があります。 フランスのグルノーブルへ移籍した大黒とタイプ的には似ていますが、豪快なゴールは大黒のほうが多い傾向があって、佐藤寿人のほうが「点」で合わせるイメージが強いですかね。大黒の「旬」が少し過ぎたような感じもするので、今どっちかを選ぶとしたら佐藤寿人のほうでしょうね。 タイプが似ているということでいえば、柳沢も同タイプ。もちろん柳沢については皆さんご存じのとおり、チャンスメイキングの動きと貢献が非常に秀でています。その分ゴールへのこだわりがどうなのよ、ってのは皆さんが感じておられるとおりです。 この3人のうち2人は選べないと思うので、1人になるでしょうね。 4月1日のJリーグ。 この日はJ1は3試合だけの開催でしたが、セレッソ大阪VSヴァンフォーレ甲府の試合、清水エスパルスVSガンバ大阪の試合、どっちも面白かったですね。 どちらも名の知れたタレントがいるわけでもなく、甲府や清水がこんな面白い試合をするとは誰も予想していなかったんじゃないでしょうか。 甲府は昨シーズンJ2で見せていた非常に攻撃的なパフォーマンスをJ1でやるのは難しいのでは、と思っていたのですが、実にノビノビとやっていて面白い!! いつまでこれを続けられるかが鍵でしょうね。でも、セレッソにアウェイで勝っちゃいましたからね。 清水は、若い選手たちのハツラツとしたキレのあるパフォーマンスが見ものです。ガンバ戦はホームで逆転負けをくらっちゃいましたが、今後の試合も楽しみです。 クラブ単位の戦いでは、実は規模が小さいほうが(小さい規模になればなるほど)物凄く面白味が増しちゃったりします。わかる方にはわかっていただけますよね、このニュアンス。(2006/4/2) |