![]()
![]() しかもグループリーグはすべてホーム&アウェイ。AFC=アジアサッカー連盟もようやく世界標準が完全に導入された感があります。 ワールドカップに向かっている中では、テストという点ではあまり意味のない試合ではありますが、勝点のかかった公式戦ですし、システムのトライアルと新しい顔ぶれのプレーを逆に楽しみに観戦しました。 この試合でのフォーメーションは、アメリカ戦での3-6-1(3-4-2-1)でもフィンランド戦の3-5-2(3-4-1-2)でもなく、4-4-2。しかも、中盤ボックス型の4-2-2-2。 なんだ、結局ジーコはブラジル型のこのフォーメーションで行きたいんじゃないか。 で、長谷部をスタメンで使ってくれたのは good job だけれども、小野と福西が中盤底で、小笠原と長谷部が前目? でもって、2トップは久保と巻。久保 or 巻に佐藤寿人を組み合わせるのがイイんではないかい? ということはですね、小笠原と長谷部は中田英寿と中村俊輔の当て馬か? 間違いなく長谷部は中田英寿の「代わり」だよね。もう二度と呼ばれることはないんだろうな、長谷部…。こういうわかりやす過ぎるのって、どうよ? でも、もし本当にそうだったとしてですよ、この中盤前目に中田英寿と中村俊輔を並べる4-2-2-2の中盤スクェア型のフォーメーションって、ロクに機能したことないんじゃなかったっけ? ![]() 思い起こせばジーコ就任初戦の2002年10月のジャマイカ戦、中盤底に小野・稲本、前目に中田・中村を配したいわゆる「黄金の中盤」…結局ジーコはこれに戻っているんじゃないか? それは原点回帰じゃなくて、単なる学習能力欠如じゃねぇのか?? でもって、左サイドバックはやっぱり三都主で決まりなのね。ずいぶん呆けたプレーをしてくれてたけど、特に前半。後半、どフリーから際どいミドルを随分蹴り込んでいたけど、そんなの全然参考にならん。まあ、昨年よりはコンディションは良さそうだ。 あと加地! 君のクロスはなぜにそうも軌道が読みやすいんだね。クロスの蹴り方も2種類しかないみたいだし。種類云々よりも、タイミングを変えたり中の動きとシンクロしたり、イマジネーションを伴うクロス上げろよ! あ、それと巻だよ。巻はもしや、セルビア・モンテネグロの名門、レッドスター・ベオグラードにスポンサー移籍(!)した鈴木隆行の当て馬だったんだろうか?? う〜む、ジーコの脳内思考は全くわからん(というか、わかりやす過ぎる?)。 ジーコの思考がまったくわからんという点では、試合終盤に宮本に替えて茂庭を入れた点。なんで最終ラインを交替させんの? 替えてみる選手なら他にもっといるでしょうが。茂庭を使ってみたいのならスタメンで起用しろよ、ってば。 福西はこの試合では役割が明確だったためか、安定したプレーだったね。 というわけで、ごくごく一部の選手を除いては、「自分は多分ワールドカップに行ける」と思ってそうな選手たちの気の抜けたパフォーマンスを見物させていただいた印象。まだ春先の肌寒い中、ウイークデイに新横浜まで駆けつけた観客は4万弱(3万8000)。ブーイングも何度か起こったが、もっとブーイングしようよ。観客も優し過ぎるよ。 さて、25日にはJリーグチャンピオン(ガンバ大阪)と天皇杯チャンピオン(浦和レッズ)が対戦する「スーパーカップ」が開催されました。海外でも国内リーグ開幕目前に行われる昨シーズン・チャンピオン同士(リーグ戦とカップ戦のチャンピオン同士)の対戦。いよいよJリーグ開幕です。 でも、この2チームの対戦をJリーグ開幕戦でもぶつけてくるのって、Jリーグもいろいろ試行錯誤した結果なんだろうけど、それはわかるけど意味ある?(2006/2/25) |