スパーリングパートナー程度のフィンランドに「ワクワク」しないよ!

2月18日に静岡スタジアムで行われたフィンランド戦。来日したフィンランドには(当然のごとく)ヒーピアもいなければ、リトマネンもいなかった…。日本代表は3-5-2のフォーメーションで、小野は中盤の底に、トップ下に小笠原で、2トップは久保と巻。3バックの右は「いつもの」田中誠ではなく坪井、左ウイングバックは「いつもの」三都主でなく村井。村井の起用は楽しみだったけれども、2トップの一角は佐藤寿人を使って欲しかったなあ…ジーコ。

まあ、アメリカ戦を見ていたら、田中誠と遠藤が起用されないのは道理だけどね。

でも結局、後半途中で三都主を出してるじゃねえか!

おっ! と思ったのは前半わずか2回くらい。前半終了間近の小野の右サイドへの高速サイドチェンジが加地に繋がった時には「普通に」ゴールが生まれると思ったけど。

シュートしろよ! 加地!!

後半は2ゴールあげたけど、こんな内容じゃ参考にもならない。わざわざフィンランド代表に来ていただいて、スタジアムに4万人も有料入場者を集めてTV放映権料の入る興行を打ったみたいなもん。

ワクワクしないよ!

そんな余裕あるんかい!!

福西は攻撃力のあるよい選手だけど、ワールドカップ本大会で中盤底で起用するのは怖いなあ。最終ラインの前で相手の攻撃の芽を摘み、なおかつ正確にボールの繋ぎができる選手を起用したほうがいいんじゃないかね。それは稲本でもない。

稲本は最近はイングランド・プレミアリーグでコンスタントにスタメン出場していて、ディフェンス面でもかなり進化を見せているけれども、その真価は攻撃力・得点力。ディフェンシブな選手が必要なのではないか。例えばFC東京の今野とか。今野ならチームで左サイドバックもやっているから、左サイドのバックアップにもなる。

それと長谷部をもっと使ってみるべき。阿部勇樹だって、見てくれと違って守備力は福西や遠藤や小野よりも上と見るがね。長谷部にしても阿部勇樹にしても村井にしても、ジーコは代表に呼んで試すのが1年遅い。

田中誠もどうなんだろう。ジュビロ磐田では3バックの真ん中でリベロをやっていが、ワールドカップでは通用しないんじゃないかね。ついでに言えば、最終ラインのセンターを宮本がやるというのもナンとも合点がいかない。横浜F・マリノスの松田とかもう絶対に使わないわけ?

この試合では、各選手のボール際での粘りが目に付いたけれども、組織的な守備を放棄(?)してしまっている現在の代表では、それしかないからなあ…。

本当に今度のワールドカップはギャンブル!

勝負というのは元々ギャンブルではあるけれど、その前に理詰めな準備があるはずのもの。そうしたことが残された数か月でなされることはないだろう。そんな監督のままでワールドカップに突入する日本代表を待ち受けるのは、一体どんな結末だろうか。

しかし、こう毎週日本代表のAマッチがあると、それを追っかけるので手一杯になってしまう。Jリーグも開幕間近。

Jリーグ開幕が私は待ち遠しいゾ!

全国には代表だけしか関心のないファン・サポーターも多いけど、今や代表よりも自分の応援するクラブ(Jのチーム)というファンも非常に多くなってきた。某TV局が「日本サッカー応援宣言」とか言うなら、ちゃんとJリーグも応援していただきたいものだ。

と言いつつも、22日にはアジアカップ予選のインド戦。横浜国際総合競技場で観戦してくる予定です。(2006/2/19)