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6月3日深夜(4日の未明)にマナマで行われたバーレーン戦出場選手の「通信簿」お届けします。 ゴールキーパー:川口能活(ジュビロ磐田) 5.0点 *前半と後半にキャッチング(もしくはパンチング)ミス。失点に繋がらなくて幸い。特に前半のポストを叩いたほうはヤバかった。勘弁して下さいよ。 3バック右:田中誠(ジュビロ磐田) 6.0点 *無難なよい出来。相手からのプレッシャーも少なかったこともあるが、フィードも結構よかったのでは。 3バック中央:宮本恒靖(ガンバ大阪) 5.5点 *私には粗がどうしても目についてしまいます。 3バック左:中澤佑二(横浜F・マリノス) 6.5点 *中澤が入るとこうまで安定するものなのか。宮本の分までクリアしてくれてありがとう。 右ウイングバック:加地亮(FC東京) 5.0点 *縦に突破しようともしないし走り込もうともしない。中に切れ込んでシュートコースが空いていても打ちゃしない。何なんですか、あれは。 中盤底:福西崇史(ジュビロ磐田) 6.5点 *持ち前の攻撃力を封印して、バランスを考えながら慎重なプレーぶりで貢献 中盤底:中田英寿(フィオレンティーナ) 6.5点 *いくつかミスもあったが、攻撃の起点としてタテへの長いスルーパス、サイドチェンジに本領を発揮。中盤のチェックも献身的。前目に上がった終盤ではシュートの意識を高めるなど、役割をよく認識したプレーでした。 左ウイングバック:三都主アレサンドロ(浦和レッズ) 5.0点 *この試合での日本チームのリズムを寸断する働き。クロスの精度も悪し。 トップ下:小笠原満男(鹿島アントラーズ) 6.5点 *貴重なファインゴール。でも、それ以外は(特に後半)…もっともっとやってくれ、それだけの能力があるのですから。 トップ下:中村俊輔(レッジーナ) 5.5点 *得点シーンでの絡みはよかったが、試合に乗れなかった感じ。シャドーの役割らしい積極性は1度くらい。セリエ終盤からプレースキックの精度が下がっていないですか。 1トップ:柳沢敦(メッシーナ) 6.0点 *献身的にスペースを突きスペースを作る働き。この試合での戦術を稼動させてくれた貢献は大。ただ、自分でシュートを打たないところは相変わらず、走り回ってバテバテだったんでしょうけど。もうこうなったら、日本特産の「チャンスメイカー専門型1トップ」のスタイル確立を目指しましょうか。 途中出場:中田浩二(マルセイユ) <採点なし> 途中出場:稲本潤一(ウエストブロムウィッチ) <採点なし> 途中出場:玉田圭司(柏レイソル) <採点なし> ジーコ監督 7.0点 *付け焼刃の3バックでの1トップ・2シャドーがどうなるのか(正直言うと、なるようになれ!)と思っていたら、日本のウリである中盤センターのタレント達がなかなかの絡みを見せてくれましたね。2列目・2.5列目からの動きがバーレーンを混乱させ疲弊させたかも。1トップに鈴木隆行でなく柳沢を起用したのも正しい(私は柳沢で行くべきだと周囲に力説していたところです)。内容は関係なく結果のみ必要だったこの試合、その結果を掴んだのですから高得点。これってジーコ監督就任以来の最高点。ホントに強運の持ち主? 試合内容 6.5点 *やはりこのチーム、大事な試合はアウェイのほうが出来がよいようで。昨年10月のアウェイでのオマーン戦同様、バーレーンに対して格の違いを見せた感が。1トップ・2シャドーにしたことで、中盤の守備バランスやプレスがよくなっちゃった印象もあります。ただ、内容からいって3−0もしくは2−0にはできた試合(私の予想は2−0でした)。その辺りは相変わらず不満。要はもっと早くトドメをさせたはず(終盤に中田英寿がペナルティエリア内で倒されたのは、明らかにPKのはず)。とはいえ、ワールドカップ出場権獲得にあと1ポイントと迫った結果は、試合のレベル(クラスもしくは次元)を抜きにして、合格点を差し上げるしかないでしょう。 ![]() さてさて、6月8日にワールドカップ出場が決まるでしょうか。サスペンション(累積警告)で、中田英寿、中村俊輔、三都主アレサンドロが出場できませんが、普通にワールドカップ出場を決めてくれるはずです。(2005/6/4) |