![]()
3月25日・30日と、ワールドカップ・アジア最終予選の2連戦が組まれている最中です。25日はアウェイでイランに1-2で敗れてしまいました。 いろいろと考えさせられる点が多々あり、その分析に入っていたのですが、30日のホームでのバーレーン戦が刻々と近づいてきますので、とりあえずイラン戦を「緊急通信簿」してみましょう。 世間では「日本代表は3バックのほうがいいよ…」なんてサッカーを知らないオジさんまでも論戦を張っている昨今ですが、この試合で選択されたのは(予想どおり)4バックで中盤スクェア型(ボックス型=すなわち4−2−2−2)でした。 ゴールキーパー:楢崎正剛(名古屋グランパスエイト) 5.0点 *2失点ともGKにはノーチャンス。でも、それ以外にも不安定。 右サイドバック:加地亮(FC東京) 4.0点 *2失点とも絡んでしまったのは偶然とは思えません。やはりA代表レベルではないと思われます。 センターバック:宮本恒靖(ガンバ大阪) <採点なし> *スタメン・フル出場でも「採点なし」とさせていただきます。そもそも、2枚のCBの1人がなぜフィジカル弱点の宮本なんですか? センターバック:中澤佑二(横浜F・マリノス) 5.0点 *現在アジア最高クラスのディフェンダーとしての活躍に期待したのですが、まだ本当の修羅場は経験不足? 左サイドバック:三浦淳宏(ヴィッセル神戸) 4.0点 *左サイド(相手右サイド)に一応の「蓋(ふた)」することのみのためにピッチにいただけ。日本は実質フィールドプレイヤー9人(1人少ない)状況でプレーしたようなもの。 ミッドフィルダー(2.5列目):福西崇史(ジュビロ磐田) 6.0点 *ファインゴール。 ミッドフィルダー(2.5列目):小野伸二(フェイエノールト) 5.0点 *もうチームの中心は小野にして欲しい。ただ、日本代表では守備的な仕事でなく、もう少し前でプレーさせるべきです。フェイエノールトでも中盤の深い位置ですが、役割と機能が全く異なります。 ミッドフィルダー(2列目):中田英寿(フィオレンティーナ) 5.0点 *確かにさすがのプレーもいくつかありました。でも、もうこの位置で使うべき選手ではありません。 ミッドフィルダー(2列目):中村俊輔(レッジーナ) 5.0点 *試合序盤に何度も削られて、何もできず。 フォワード:高原直泰(ハンブルガー) 4.0点 *酷すぎ。 フォワード:玉田圭司(柏レイソル) 4.5点 *研究されてしまったか。 途中出場:柳沢敦(メッシーナ) <採点なし> *後半20分頃に玉田に替わって出場。福西のゴールに絡んだけれども、「採点なし」とさせていただきます。 途中出場:小笠原満男(鹿島アントラーズ) <採点なし> *後半35分頃過ぎに小野に替わって出場。「採点なし」とさせていただきます。 途中出場:大黒将志(ガンバ大阪) <採点なし> *試合終盤に高原に替わって出場。「採点なし」とさせていただきます。 ジーコ監督 4.0点 *4バックは間違いではありません。問題はディフェンスラインのメンバー選出と、中盤の構成にあります。今の顔ぶれと配置で、ブラジル型の中盤(中盤2−2のボックス型)は無理です。もうわかっていただきたい。 試合内容 4.0 *たとえ敗戦であろうとも、日本らしいパフォーマンスから程遠い。 ![]() イランも大したことはなかっただけに、勝点1ポイントも積み重ねられなかったのはイタイけれども、アウェイでのイラン戦の敗戦は想定内。30日のホームでのバーレーン戦で3ポイント確保しましょう。(2005.3.28) |