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しばらくサポッているうちに、北京オリンピック開幕間近となりました。 開会式に先駆けてスタートする女子サッカーは今日(8月6日)が初戦。是非よいスタートを切って、上位進出して欲しいと思うね。先月下旬の壮行試合2試合を観ても、よい仕上がりのようなので、3位決定戦へ進むことは不可能ではないと思う。 ニュージーランドとオリンピック初戦を戦ったのだが、、疑惑のPKなどで2点をリードされ、それでも何とか2-2のドローに持ち込んだ。 「ちょっと慎重すぎたかな〜長い芝生にも苦労している感じだったな〜」というのが感想だね。 しかしこれで、グループリーグ突破は苦しくなったか? 早くも私の希望は暗雲が。 さて、U-23の男子のほうだが、ぶっちゃけ非常に厳しいグループに入っている。 初戦のアメリカには引き分けの確率が一番高いが、勝てるかもしれない。しかし2戦目のナイジェリア、3戦目のオランダは、たぶん連敗だろう。 いや、3連敗も充分ありうる。 グループリーグ突破を果たしたいならば、せいぜい1勝2引き分けを目指していくしかないのではないか。 たいへん悲観的なことを書いたが、残念ながらチームづくりがそんなものだ。 選手もイマイチかもしれないが、それでも選手の能力は一定あるよ。駒は揃ってはいるんだ。最終的にアジア予選を勝ち抜いたメンバーの一部も外し、新しいメンバーも加えたりしたが、目に浮かぶのは、4バックでいこうと3バックでいこうと、押されまくってロクに攻撃の形が作れない風景だ。守備重視でカウンター狙いかというと、そういう感じもしない。 どういうコンセプトで本大会に臨もうとしているのか、正直わからない。 言えるのは、このメンバーでどうやってゴールを奪うの? ということ。 森本にせよ李にせよ、1トップで起用されて何もできないで終わるだろうし、ロクにポストプレーもできないことは壮行試合2試合でも明らか。イタリアのカターニャでプレーする森本は得点能力は高いのだが、このような使い方だと苦労する。90分間の中で、惜しいシュートを放てるのは2回くらいだろう。ゴールは、2列目で起用するつもりらしい谷口の得点感覚か、香川の攻撃センスに頼るのみか!? 本田圭佑を左サイドから右サイドへ移したが、本田のシュート力(キック力というべき?)なりクロスに期待しているのだろうが、はっきり言って期待薄。 相変わらず梶山が背番号10をつけて中盤に据わっているのだが、本当にどうして梶山が年齢別ナショナルチーム(日本代表)でこんなに寵愛されるのか、さっぱりわからない。 さそがし練習では素晴らしいプレーとセンスを発揮しているのだろう。だがね、実戦ではもっともっと大車輪の活躍ができなきゃ、このチームの心臓なりダイナモには全然程遠い。ま、そんな感じだ。確変して、奇跡の大活躍でも見せて欲しいものだ。 もちろんできればグループリーグを突破して欲しいが、幸運を祈るしかないね。 サッカーの場合、オリンピックは最高峰の大会ではないし、だからU-23という年齢制限のある大会なのだが、だから国際経験を、世界大会のマジな戦いを経験する積むことが最重要なこととはいえ、日本のオリンピック代表は本当にそのままの目標(目的)になってしまうことが悲しいかも。そうしてみれば、シドニーオリンピックのチームは素晴らしかったなぁ。 だからね、男子サッカーに関してマスコミもあんまり「メダル」って言わないで欲しいわけです。それはない、から。 それとある意味、オリンピックは16チームでの戦いなので、ワールドカップ(32チーム)よりも厳しい戦いではあるってこと。であればなおさら、オリンピックで男子サッカーがメダルを本当に狙いたいのなら、フル代表とは別に、本気で強化を図らなくては無理だ。 当然、日本人監督の育成の機会として使うなど、もってのほか。 どうもオリンピック代表(U-23)といい、U-20といい、U-17といい、頑なに日本人監督を起用していって、順繰りに「勉強」をさせてやっていないか? それはもう止めようよ。 日本人監督を育てたいのはわかるが、それはもっともっと先だろう。 今の選手たちが指導者になって経験を積んでからの話だ。日本代表がワールドカップで優勝を争うようになるよりも、もっと先だと思うゾ。 ところでところで、もっと大事なことが。 9月8日からワールドカップ・アジア最終予選が始まる。 日本は、オーストラリア、バーレーン、ウズベキスタン、カタールと同組(グループA)になった。オーストラリアとは同じグループになるだろうと思っていた。オーストラリアを避けたい国がいるから。その代わりに韓国とは同じグループにならないだろうと。 もう一方のグループBだが、こっちは凄い。韓国、イラン、サウジアラビア、北朝鮮、UAEだ。グループBの試合を毎節どこかでオンエアしてくれないかなぁ、毎試合面白いぞ。 日本が出場権を勝ち取れるか?…勝ち取るでしょう。ただ、相当に苦労するだろうね。 6月22日の3次予選の最終戦(完全な消化試合)ホームでのバーレーン戦、あれを観てればダメダメじゃん。もうちょっとはマシなチームづくりはできないものかねぇ〜。選手の質も量も、これくらいあれば何とでもなるでしょ? 選手のほうももっともっとスーパーなプレーを見せて欲しいは欲しいが、物凄く光る選手はいないかもしれないが、それでもこれくらいの粒が揃っていれば何とかしていただきたいものだ。 そういえば先週土曜日(8月2日)Jリーグのオールスター戦が今年から仕様を変えて韓国のKリーグ選抜との試合になって、Jリーグ選抜は完敗。Jリーグ選抜は練習1時間。あっちは合宿までやっている。そのせいにするわけではないが、こんな「興行」はいらない。こんなものの勝ち負けはどうでもいい。みんな、記憶から消去しようゼ。 むしろ、1時間かしか一緒に練習(それって「練習」っていうのか? 単なる調整だろう)してないのに、それなのに、試合開始直後からあっちが手の出ない素晴らしいパスワークと崩しの連発で、1時間しか一緒にボール蹴ってないのにこんなにできるのは素晴らしいじゃないか!! ただ、崩してはいるけれども決定的な崩しまでには至っていないのと、いかんせんシュートが下手だ(この試合のスタメン2トップは、チョンテセとヨンセンだったのだが)。シュートが外れまくっていれば決定的な崩しは生まれない。そのうち攻め疲れが出てくる…そして案の定。 まぁホント、この試合のことは気にしなくてよいです。 全然。KリーグはACL(アジア・チャンピオンズリーグ)で最近さっぱり日本のチームに勝てなくなったことを心配していて、クラブチームでの戦いであれば、この試合のようなことはない。 それにしても、もうオールスター戦はいいだろう? 止めようよ。 サッカーにはオールスター戦は合わない。「オールスターズ」なんてチームが出てくるのは、チャリティマッチだ。それでもオールスター戦を商売にしている人たちがいるから、どうしても止めないんだろうね。それなら、対Kリーグ選抜とか、対Cリーグ(中国リーグ)選抜とか、そういうインチキな真剣勝負のフリは止めてくれ。 真剣勝負をしたい(させたい)のなら、クラブチームかナショナルチームで普通にちゃんとやろうよ(ま、本当の真剣勝負は、ワールドカップ予選だけなんだけどね)。 ましてや、この日の2日前にプレシーズンマッチで試合に出ている選手を酷使するのは止めてやってくれ。選手たちを壊さないで欲しい。 選手たちをもっと大事にしろよ、協会もJリーグも。 2010年からJリーグを「秋春制」(秋に開幕して6月までに閉幕)にしようという動きがある。 私は「秋春制」は反対ではない。 海外のフットボールシーンで見慣れてきているし、確かに国際移籍もしやすいだろう。だが、慎重に考えてもらわなくてはならないことも多い。 日本のスタジアムは、冬のスポーツ観戦のことを全く考えていない。それを何とか手をつけるのか? 今だって、冬の試合を観に行くと、はっきり言って寒い!あんまし頻繁には行きたくない。観客が減るぞ。それから、夏休みというのはやはりクラブにとって書き入れ時なのだから、「秋開幕」といっても、「夏休み開幕」くらいがいいんじゃないか? ドイツのブンデスリーガは8月中旬に開幕だし、スイスやオーストリアは7月から開幕している。ま、よくよく考えていただきたい。 おっと、最後に面白い記事を見つけたので、紹介しておきましょう。 J1、平均観客動員でプロ野球を上回る ま、ご覧になってください。 (2008/8/6) |