グループリーグ全戦終了…今日から決勝トーナメント

ね、スイス強かったでしょ。

G組は予想通りの結果と相成りました。これで決勝トーナメントのカードはすべて決定。早速今日から決勝トーナメントが始まります。まだまだ寝不足の日々は続くのであった…。

日本代表4年間の総括(その2)…一部サッカージャーナリストの大罪

ジーコの方針として、選手の「自由」「自立」ということがしばしば(好意的に強調されて)伝えられてきた。

もちろんそれは重要なこと。しかし、フットボールにおいてはチーム戦術や組織性がなければ結果は得られない。それは日本の選手たちがまだ「成熟」していないからとかではなく、どれほどスーパーな選手たちが集結していてもそうなのだ。わかるでしょ? それがフットボール。プッツンプッツン途切れているのではなく、常に攻防一体でボールは止まっていないのだから。

そして、ジーコの指導・チームマネジメントにチーム戦術や組織性が欠落していたことは何年も前から明らかだったし、試合を見れば一目瞭然だし、数多くの「証言」によっても明らか。

にもかかわらず、“自由が世界に輝く”云々というようなタイトルに代表されるように、ジーコの方針の一部を切り取って、「自由」「自立」優先を持ち上げるような記事を発信し続けた「プロ」のサッカージャーナリストやスポーツジャーナリストが存在する。それはまるで、選手を決まりごとに縛りつけ、選手に厳しい規律と戦術遵守を求めたという(前・日本代表監督の)トルシエへの当てつけのようにさえ思えた。実際そうだったのかもしれないなぁ(トルシエはいろいろ摩擦が多くて、今でも快く思っていない人が日本サッカー協会やジャーナリストの中に結構いるらしいし)。

じゃあ彼らは本当に「自由」「自立」でワールドカップを戦えると思っていたのか?

誰が見てもチーム戦術が欠落しているのが日本代表チームだったのに、それすらも自分でわかることができないのか…そしてそれを書くこともできない(しない)のか…それならば、彼らは自ら看板を降ろすなり勉強し直したほうがいい。

何しろ彼らの発信するモノは、もしかしたら世論をリードする役割でも(どこからか誰からか)依頼されてるのか、と思えるほどだったのだから。

私は、今大会の結果に対する日本サッカー協会の謝罪や今後のビジョン・現実的な計画だけでなく、そうした一部サッカージャーナリストやスポーツジャーナリストの今大会の結果に関するコメント(自らの不明に対する反省なり釈明)を聞きたい。(2006/6/24)