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カジノでは基本的に写真撮影は禁止

カジノは国、または州から特別な認可を受けて営業しています。それだけにさまざまな禁止事項があり、知らずにいるとセキュリティ(警備)から注意を受けたり、ゲームをさせてもらえないこともあります。まずどこの国のカジノでも共通して禁止事項としているのが、写真撮影やビデオ撮影です。これはカジノでプレイしている人のプライバシーを守る、という理由から、たとえ記念写真といえども、場内での撮影は禁止されています。カジノ内でフラッシュをたくと、セキュリティが飛んでくるので注意しましょう。

カジノのドレスコードは?

アメリカのカジノはドレスコードがなく、基本的にTシャツ、GパンでもOKです。中には短パン、サンダルで毛ズネを出してプレイしているおじさんもいます。あまり見苦しい格好で出入りするのも考えものですが……。ただ、大きなカジノホテルには、VIPルームを設けているところもあり、その中にはきちんとした服装で行くのがマナーです。
マカオ、東南アジア、ロシア、東欧でもドレスコードはありません。
ただ西ヨーロッパのカジノでは、ジャケット着用を義務づけているところが多くあります。ヨーロッパのカジノは、賭博場というよりは、社交場に近く、仮にジャケットなし、Gパンで入場できたとしても、恥ずかしい思いをするのは、あなた自身です。特にフランス、モナコ、ドイツなどの格式あるカジノでは、ジャケット着用は常識。女性ひとりでの入場を断るカジノもあります。

カジノには年令制限がある

賭博場ですから当然、年令制限もあります。年令制限は各国によってまちまちですが、ヨーロッパでは18才以上、アメリカの場合は21才以上が普通です。年令より若く見られがちな日本人旅行者は、カジノに行く場合、パスポートが必要です。いくら「私は28才」と主張しても、証明できなければカジノ側は絶対にゲームに参加させてくれません。年令規制に関しては、徹底して守る、というのがアメリカのカジノの姿勢です。また、フランス、イタリア、ドイツ、モナコなどのヨーロッパのカジノでは、入場時にパスポート提示をしなければならないカジノが多くあります。

カジノに出かける時には手荷物を持たない

カジノではゲームテーブルにバッグやその他の持ち物を置くと注意されます。これはカードのすり替えなど、不正を防ぐためのルール。カジノには、できるだけ荷物を持たずに行きましょう。ヨーロッパのカジノでは、手荷物を入り口のクロークで預かってくれます。貴重品以外は、できるだけクロークを利用しましょう。

ディーラーへのチップはどうする?

禁止事項ではありませんが、カジノのマナーとして知っておかなければならないのが、ディーラーへのチップです。特に大勝ちしてテーブルを離れる時には、ディーラーに心づけとしてチップをあげるのがマナーです。あげなくても文句は言われませんが、実はアメリカのディーラーは、給料ではなく、チップが生活の糧。「勝ったらチップ」は、カジノ通にとって常識なのです。また、ブラックジャクテーブルで、お客がブラックジャックを出した場合(絵札とエース)、親も同時にブラックジャックでない限り、お客は1.5倍の配当を受けることができます。こういった時も、配当の一部をお礼としてディーラーにあげることが常識となっています。
ヨーロッパでもチップはひんぱんにディーラーに渡されます。例えばルーレットで、ストレートが当たった場合、36倍の配当がつきますが、この36分の1をチップとして渡すことが多いようです。
東南アジアや、マカオでは、お客が勝ち続けていると、ディーラーのほうで何の断りなしに、勝手にチップを持っていくことがあります。こういう「腹の立つ」システムのカジノでは、お客側からいっさいチップを渡す必要はありません。こういうカジノはお客をもてなそうという精神はなく、まさしく賭博場であり、マナーも仁義もあったものではありません。むしろ、余計なチップを取られないように、注意が必要なほどです。ちなみに、マカオで勝手にチップを持っていかれた場合、抗議をすれば、チップを返してもらえます。

韓国では、勝ち続けると日本語で「気持ちいいですか?」とチップを要求されます。(どうやら、お気持ちをいただけますか?という意味らしい)相手から当然のように要求されるのは、あまり気分のいいものではないのですが、マカオのように勝手に持っていくわけではなく、また理不尽な要求をするわけでもないので、ここは逆らわず、少しチップをあげましょう。いずれにせよ、掛け金の中にはディーラーへのチップも含まれると考え、儲けはすべて自分のもの、といった考えはなくしょましょう。

そのほか、ラスベガスのカジノでゲームをやていると、ひんぱんに飲み物の注文を取りにくる、カクテルガールと呼ばれる女性がやってきます。カジノテーブルでオーダーする場合、飲み物はすべて無料ですが、飲み物を注文したら、必ず1ドル程度をチップとしてカクテルガールに渡すのが常識。アメリカは日本と異なり、ほとんどのサービス業が、チップを基本に生活をしています。何か人にやってもらったら、チップを渡す、といったマナーをうっかり忘れないようにしましょう。