ラスベガスのカジノで使われているチップの9割は、ポールスン社の製品。(左)グラスファイバー製で堅牢、簡単には偽造しにくく、コストはかかりますが、セキュリティ面で評価されています。バッド・ジョーンズ社製のチップ(右)は、アメリカ以外のカジノで使用されていることが多く、シェアは全世界の6割をもっているといわています。プラスチックの外輪の中央に、金属のプレートがはめ込んであります。この金属が、ごくまれにはずれてしまうこともあり、ポールスン社の製品に比べるとやや「チャチ」な印象。セキュリティに厳しいアメリカのカジノでは、ほとんど採用されていないのが納得できる感じがします。