今回ぼくは、この「アイルランド旅日記」を書くにあたり、一般の日本人のアイルランドに対する知識がどのくらいあるか、20代〜30代前半100人のアンケートをとってみた。(内訳・女性80人、男性20人)
アイルランドという国は知っていますか? の質問にYESが94人。NOが6人。アイルランドの首都は? の質問で、ダブリンと答えられたのは全部で25人。そのうち男性が10人で、ふたりにひとりは知っていたのだが、女性の割り合いは、約19パーセント。女性に認知度の低い国であることがわかる。また「パフィーの歌で知っている」という答えが多いのには笑えた。
最近はアイリッシュ・ミュ−ジックに人気が集り、アイルランドが本拠地であるケルト文化ゆかりのアートが紹介されるようになったとはいえ、まだまだ知られた国とはいえない。かくいうぼくも、アイルランドにかかわって初めて知ったことがたくさんある。ケネディ大統領も、マッカーサーもケルト人系移民がルーツであること。大ヒットしたタイタニックの歌もマッキントッシュも、アイルランド生まれであること。
アイルランドは地味ながらも存在感があり、他の追随を許さないオリジナリティあふれた国であることは確かなのだ。
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