歯槽膿漏だと言われショックです
歯科医に右奥歯が歯槽膿漏(しそうのうろう)になっていると言われました。悪くなった歯を早く抜歯しないと、どんどん広がると言われましたが、それは本当でしょうか。また、奥歯を抜いても入れ歯にしたくないのですが、なにかいい方法はないでしょうか?(由香・38歳・広島)
歯槽膿漏を改善する新しい技術が発達してきています
歯槽膿漏と言われ、悩んでいる方は多いと思います。また、早く歯を抜いたほうがよい、と言われるのも、これまでは普通のことでした。今までの歯科医療では、歯槽骨がなくなってしまうと歯を支える骨を再生させることは不可能でした。それは、骨を作る骨芽細胞の発育に比べて、歯肉の上皮細胞や歯の周囲の結合組織細胞の分裂・発育が早いために、骨ができる前に、そのスペースに歯肉や結合組織ができてしまうからなのです。
ところが最近では、破壊された歯周組織を再生させる方法があるのです。例えばGTR法(ガイデッドテイッシューリジェネレーション法)と言われるものや、エムドゲイン法といった技法で、これは歯をとりまく環境を整える技術なのです。
この方法では、発育の早い歯肉細胞が、発育の遅い骨の細胞の成長を妨げないようにするものです。この方法でも100パーセント骨が再生できるというわけではありませんが、少しでも再生し歯を支えることができれば、抜歯をしなくて済むかもしれません。
このGTR法、エムドゲイン法は、高度先進医療を行っている大学病院ではだいたい行っていますので受診してみてはいかがでしょうか。とりあえず確認の取れた大学を一覧にしてみましたので参考にしてください。それから、「抜いても入れ歯にしたくない」という考えについてですが、これも今はブリッジと入れ歯が一緒になったような「コーヌス」という技術がありますので、歯科医院で相談してみてください。
<GTR法、エムドゲイン法を行っている主な大学病院>
・北海道大学歯学部付属病院 保存系歯科A診療室
・東京医科歯科大学歯学部付属病院 歯周病外来
・昭和大学歯学部 保存科
・鶴見大学歯学部付属病院 保存科
・鹿児島大学歯学部付属病院 歯周病科
(2007.3.26)
FAP美白歯科研究会代表 山岸一枝 プロフィール
鶴見大学歯学部入学後、第一保存科へ入局し「変色歯の漂白」を研究。THE DENTAL GROUP AT BACK BAY,Harvardでの研修後、東京都渋谷区にかず歯科医院を開業。現在、日本美容外科学会会員、日本歯科審美学会認定医、日本歯科漂白研究会常任理事、学術委員。日本における審美歯科の普及にTV雑誌など幅広いメディアで活躍中。現在、FAP美白歯科研究会代表。かず歯科研究所代表。
FAP美白歯科研究会
〒152-0022 東京都目黒区柿の木坂3-2-1 ジョリファム柿の木坂502
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http://www.shapeup.gr.jp/fap/
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