海外旅行のチケット手配は、日本国内の代理店にこだわらなくてもいい
私は飛行機チケットを手配するとき、日本と香港とロサンゼルスの3か所の旅行代理店を使い分けています。3か所ともHという、安売りチケットで有名な旅行会社の支店なんですが、支店の場所で扱うチケットが違うんですね。つまり、国によって法律や旅行代理業の規約が違うので、扱えるチケットが違ってくるわけなんです。たとえばアメリカの飛行機会社は、シーズンごとに「特別ペアチケット」や、時間帯によって異なる「格安チケット」を発行するのですが、そういう情報は日本の代理店には入ってきません。また、入ったとしても対応できません。
たとえば、アメリカ大陸の4〜5か所の都市を周遊するなんていう場合は、H社のロサンゼルス支店が役に立ったりするんです。でもアメリカ国内だから必ずしもロサンゼルス支店の手配が有利とは限らず、シーズンによって違うので、私の場合は費用のかかる長い旅や、何か国か回る旅の場合、日本、アメリカ、香港の3か所の代理店から見積りを取ることにしています。意外に香港の代理店が健闘するなんて場合もあるんですよ。スケジュールによっては、数万円〜数十万円も変わってきますから、新婚旅行など大きな旅の場合は、この方法が利用できると思います。
ちなみに私の場合、9年前に香港の代理店でゲットした、世界一周・オールファーストクラスで60数万円というのが最高の収穫でした。エールフランスで、東京、香港、フランクフルト、パリ、ニューヨーク、ロサンゼルス、東京とつなぎ、一年間のオープン。しかもパリとニューヨーク間はコンコルドで飛んだのですから、信じられないほど安いと思いませんか?
この世界一周チケットは日本では手に入らず、香港の代理店に頼んで郵送してもらいました。現在、多少値段は違っているようですが、いまだに扱っているし、やはり安いチケットです。そうそう、代理店が香港やロサンゼルスだからといって、言葉の心配はいりません。なにしろ日本の代理店ですから、ちゃんと日本語で電話やファックス、メールでの応対をしてくれます。別にH社でなくても、大手旅行代理店はたいてい海外支店を持っているので、ごひいきの旅行会社の海外支店を、一度試してみてはいかがでしょうか。