手際よく上手に引っ越しをするには、どんな方法がいちばん効率的か決めましょう。それによって、予算も変わってきます。

    ●業者にすべて頼む

    荷造り、運送、掃除などまですべて任せるサービスがあります。一人暮らし用のプランもあります。予算はかかりますが、プロにお任せできるので安心ですし、楽です。大事なことは、信頼できる業者を選ぶことです。数社から見積もりをとって、具体的な内容を確認してから決めましょう。

    ●業者と自分で分担する

    大きな家具などは業者に頼み、雑貨や衣類などの荷造り、掃除などは自分でやっておく、この併用パターンがポピュラーです。業者から見積もりをとり、どの部分を頼むのかを明確にしておきましょう。荷造り用の箱ももらえる場合もあるので便利です。

    ●自分ですべてやる

    もちろん家族や知人の助けが必要ですが、自分で荷造りから運送までやってしまうこともできます。例えば、家具や洗濯機などは新規に購入するので、小物だけ運べばよい場合、またはトラックを借りてきて、本格的に行う場合などです。ただし、大きな家具はやはりプロに運んでもらったほうが安心ですから、不安なら業者との分担を選んだほうがよいでしょう。

    業者を使って引っ越しをする場合は、見積もりの依頼をしましょう。とくに3〜4月、7〜8月は引っ越しのシーズンなので、早めに申し込んでおきます。信頼のおける業者、数社から見積もりをとって、予算、サービスなどから検討します。見積もりを依頼する際、引っ越しの日時、新居の住所(トラックが入れるかの道路状況)、荷造りの範囲などを聞かれるので、きちんと把握しておきましょう。

    転居先の部屋に壁紙に汚れがあったりといった不備がある場合は、補修の手配をしておきます。あらかじめ手配しておかないと、すぐに入居できない場合があります。
    現在の住まいが、貸家、貸マンション、公団住宅の場合は、貸主に連絡をします。契約書に契約解除の通知をする期限が書かれているので、確認しておきましょう。公団住宅の場合は、2週間前までに連絡をしておきます。