Orange & Red  オレンジと赤の相性を診る

オレンジと赤は、友人としても、仕事で組んでも、恋人同士でも、残念ながらあまりよい相性を持っているとはいえません。ところが、ある程度の距離をおいた状態で、仕事の上でのライバルとなった場合のみ、相手に対する抵抗感がプラスのエネルギーをもたらすという、不思議な運命を持っています。

オレンジと赤は出会った最初から、お互いに相性の悪さをかぎ分け、好んで近づこうという気持ちにはなりません。ところが赤もオレンジも、行動半径や住んでいる社会が似通っていて、わりに出会いやすい運命にあります。お互い居心地の悪さ、やりにくさを感じつつも、学校や会社、あるいは家庭の中で一緒に行動しなければならことも多く、避けたくても避けられない相手でもあります。

赤は集団の中では自己主張は強いのですがわがままではなく、常識を重んじるタイプです。正義感が強く、曲がったことが嫌いで、ある意味とても神経質な面があります。一方のオレンジは、世間一般の常識にとらわれない自由さがあり、また自己主張が強いので、集団の中では目立つ存在となります。

そんなオレンジの個性の強さ、積極的なキャラクターは、決して集団の和を乱すほどではないのですが、神経質な赤にとっては、それがかなり気に障り、集団の中では浮いているというように見えます。そしていったん抵抗感を持つと簡単には印象を変えられず、「オレンジは勝手な人だ」と決めつけてしまいます。一方のオレンジは、自分のほうから赤に対して不満を抱いたりすることはないのですが、相手からハッキリと嫌悪を示されると、やはり対抗意識を持ち、赤を嫌いになってしまいます。

いつでも自由にしていたいオレンジにとっては、集団の中でのマナーやルールにうるさい赤の存在は、邪魔でしかありません。こんなオレンジと赤ですから、同性同士の場合は最初から反発し、ときには敵対します。一緒に行動するとぶつかり合いが絶えず、お互いにたいへんなストレスとなるでしょう。ふたりがある程度大人で、自分の感情を隠せば隠すほどストレスは内向し、ある日大爆発を起こし、ふたりの間に埋めようもない溝をつくってしまいます。

ところがこんなふたりでも、仕事を通してライバルとなると、逆に反発心が励みとなってよい結果をもたらす可能性もあります。赤とオレンジは、一緒に行動こそできないけれど、距離をおき、関係を絶やさないことで、よい運気を引き込む相性なのです。特に家族の中で赤とオレンジがいる場合、外から見れば反発し合っているように見えますが、実はよい意味でのブレーキとなったり、向上心につながったりしていることもあるのです。

オレンジと赤が異性同士の場合、同性同士よりは、ましな関係を築くことができます。出会った当初はお互いに反発心、警戒心を持ち、会話もはずまないふたりですが、異性としての魅力は感じ合い、何かのきっかけで深い関係に陥る可能性があります。ただし恋愛時代の最初はよいのですが、時間がたつごとに相性の悪さが表面化し、結婚にはなかなか結びつきません。

パッと一時期、燃えることがあるかもしれませんが、そのうちにケンカが絶えなくなり、ある日大爆発をして絶交してしまう……。オレンジと赤には、そんな相性運が見えています。もし赤とオレンジが現在、結婚を前提に将来を考えているのだったら、その前にぜひ同棲することをおすすめします。赤とオレンジが自分の欠点をコントロールし、相手の立場や考え方を思いやる、といった大人の判断ができれば、運を上向きにすることは決して不可能ではありません。

数値で見た相性度と未来
基本的な相性度
40パーセント
恋人、結婚相手としての将来性
40パーセント
仕事の相性度
20パーセント
仕事の相性度(創造的な仕事)
50パーセント
金運
60パーセント