太る科学のQ&A 閉じる

脂肪細胞の数や大きさは生まれたときから決まっているのですか?
正常の人で約300億個、大きさは0.08mmくらいといわれていますが、数は3回増える時期があり、大きさはそのつど変化しています。数が増えるのは、胎児のころ、乳児のころ、思春期の3度です。 10代後半に急に太る時期があるのはそのせいで、男女の体つきの差はこのときに増えた脂肪の差によるものです。
一度増えた脂肪細胞の数は、二度と減りません。

脂肪細胞
いっぽう、大きさのほうは余ったエネルギーの多少によって自由に変化し、極端なケースでは約3倍にふくらむこともあります。逆に、摂取エネルギーが減れば、どんどん小さくなります。つまり、体はほっそりするということです。