「目でやせる」“目が食べたくなる”のを防ぐには、食べものを視界から消す

メンタルダイエットの特徴は、今までの生活パターンを少し変えるだけ。お金もかからないし、面 倒な器具も必要ないという手軽さがどなたにもピッタリ!?
まずは「視覚」の面からコントロールしてみましょう。


1 女優やモデルなど、自分が理想とする女性の全身写真(できれば水着やレオタード姿)を、いつも見える場所に貼っておく。
具体的な目標があればダイエットがどんなに苦しくても頑張れる、という心理を応用したもの。理想の写 真は冷蔵庫のドアなどがベター。

2 ワンサイズ小さめの素敵な洋服を思いきって買い、着られる日を夢見て毎日眺める。
写真作戦より一段階レベルアップした方法がこれ。その際、洋服はバーゲン品などではなく、なるべく値段の高いものを買いましょう。“こんなに高いのを買ったんだから、絶対に着ないと損だわ”という女性特有の合理主義が、ダイエットのバネとなるのです。ただし、員う洋服は必ずワンサイズ小さいものにすること。欲張ってツーサイズも小さいものを買うと、ダイエットはうまくいかない、洋服はムダになる・…なんてことにもなりかねません。

3 全身が映る鏡と友達になる。
3度の食事の前はもちろん、食べたくなったらまず全身が映る鏡の前へ。それも、できるだけ裸かそれに近い格好で。2段、3段になってしまったおなか、たっぷりとぜい肉のついたお尻、たるんだ太もも…そんな姿を想像するだけで食欲は確実に3割は減退するはず。また、太っている人には、確実にやせていく自分を確認できるという効果 もあります。
理想の自分イメージ
ダイエットを始めたら、理想の自分の姿を目標に持ちながら、こまめに体重計にのろう。メンタルダイエツトの効果 があがります。一日4回量れば理想的。

4 食べものは見えない場所に隠す。
お菓子や果物は、見えるとつい手が出てしまいがち。食品類などはとりあえず戸棚の中に隠す習憤をつけましょう。

5 寒色系のテーブルクロスや食器で、食べたい気持ちを抑える。
白や暖色系のパステルカラーは食べものをおいしそうに見せてしまいます。逆に、暗くて強い色は美しい科理の色を殺してしまい、まずそうな印象を与える傾向があります。食器やテーブルクロスは暗い色、寒色系の色にしましょう。これを応用して、たとえばサングラスをかけて食事をする…なんていうのはグッドアイデアかも。

寒色系、とくに濃いめのプルーは食欲を抑制することが証明されています。
たとえぱ食器やランチョンマット、カーテンなどを青い色に変えてみては?
6 テレビを見ながらの食事はやめる。
テレビには食べもののCMをはじめ、食欲を刺激するシーンがいっぱい。また、ドラマに夢中になって、つい食べすぎてしまうこともあります。食事をするときはテレビのスイッチは切る.........これを習慣づけましょう。

7 雑誌の料理ぺ−ジは切り取ってしまう。
本誌も含めて、雑誌のお科理ページは見るからにおいしそうですね。でもダイエッターにとってははっきりいって“目の毒”。もったいないけれど、雑誌は買ったらすぐに料理や食べもの関係の記事を切り取ってしまいましょう。

8 明るい照明は過食を防ぐ。
キャンドルライトやテーブルランプ、そして間接照明といったムーディな照明は、大脳生理学の面 からいうとダイエットには不向き。たとえぱ、高級レストランはどこも照明は簿暗くしてありますが、これもただ単にロマンチックな雰囲気を作り出しているわけではないのです。薄暗い照明の下では食欲が増す、という食欲のメカニズムを考えてのこと。ダイエット中の食事は明るい照明の下で、が原則と覚えておいてください。